僕の手を握って笑ってよ〜韓国編1〜【BTS】 (ページ29)

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14-4 惚れないでページ29

テヒョンは、チカの顔を覗き込み、

TH「明日、ジョングクと二人きりだよね？」

そう言い出した。

チカ「うん…そうだと思う」

TH「ジョングクに惚れないでよ」

チカ「何それ？」

テヒョンの言葉に、チカの顔が少し曇る。

TH「ん…ジョングクは、俺から見てもカッコいいし、何でも出来るし…」

チカ「他のオッパ達だって、みんなカッコいいでしょ」

TH「ヒョン達もカッコいいけど、ジョングクは…」

テヒョンは、自分でその話を切り出したことに少し後悔した。

チカ「テヒョナ、大丈夫だよ。ジョングクは、可愛いマンネなんだもん」

チカに優しくそう言われて、

TH「うん…変なこと言ってごめん」

テヒョンが謝ると、チカはテヒョンの首に手を回して抱きしめた。

チカ「大丈夫…だよ…」

そして、テヒョンの背中をポンポンと優しく叩く。

チカ「…テヒョナが…一番…なんだから…」

そう言いながら目が閉じて行くチカ。

そして、スーッという寝息が、聞こえてきた。

TH「え？ヌナ？寝たの？」

そっと、腕を外し頬にキスをする。

この幸せそうな寝顔を見られるのは、自分だけだと思いつつ、ちょっぴり不安なテヒョンだった。