14-3 もちろん俺 ページ28
ナムジュンの部屋に戻り、チカはモソモソとベッドに入り横になる。
テヒョンはベッドに腰掛けると、愛おしいそうにチカの髪を撫でる。
TH「今日は、明洞で何食べたの？」
チカ「うーん、ホットバーとオデンとね、ん〜、ユンギオッパのタッカンジョンをね、ジミンと私で取り合っこして食べたの、ふふ」
TH「ふーん、そっか。明日は、ジョングクとどこに行くの？」
チカ「うーん、秘密なんだって。テヒョナは？」
TH「僕も秘密」
チカ「テヒョナも秘密なの？でも、楽しみ」
TH「どっちの方が楽しみ？」
チカ「えぇ、どっち？う〜ん…」
もちろん俺だろ、という表情で期待しているテヒョン。
チカ「どっちかなぁ…」
チカが勿体ぶっていると、
TH「絶対、俺でしょ」
待ち切れず自分から、そう言ってしまうテヒョンが可愛いくてチカがクスクスと笑う。
TH「なんで？違うの？」
焦るテヒョンを見て、もっと笑うチカ。
TH「ヌナァ〜」
テヒョンはチカにからかわれていることに気づき、布団の上から覆いかぶさって来た。
チカ「あはっ、重いよー、テヒョナァ」
TH「ヌナが絶対に喜ぶこと考えたのにっ」
チカ「ごめん、ごめんってば〜」
不意に二人の顔が近づいて、咄嗟に口元を手で覆うチカ。
チカ「私、お酒くさい？」
TH「ふふっ…大丈夫…」
トロンとした目つきで見つめてくるチカに胸がキュンキュンしているテヒョン。
チカは、テヒョンの唇を人差し指でチョンと触れる。
チカ「キスしたいと思ってるでしょ！」
TH「うん…」
チカ「うふっ…私もっ…」
チカの言葉を遮るようにテヒョンの唇が重なる。
酔った勢いかいつもより攻め気味のチカ。
テヒョンもつられてか、愛撫が止まらなくなる。
チカ「…んっ…テヒョナァ…ダメだよ。もう…」
TH「…ヌナが誘って来たくせに…」
チカ「でも、もうだめ…誰かに…気付かれちゃうかも…」
テヒョンは、不意に我に返った。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年1月12日 0時
