14-2 バトンタッチ ページ27
ジミンが玄関を開ける。
JM「帰ったよ〜」
ユンギは、玄関に入りよろけながら、チカを降ろすと一緒に座り込んだ。
YG「はあぁ、リハの後のこれはキツいな」
チカは、ユンギの背中にちょこんと頭をつける。
チカ「オッパ、ありがと」
ユンギはチカの頭をポンポンとする。
YG「どういたしまて(笑)」
テヒョンが駆け付けると、
YG「テヒョン、チカを部屋まで頼む」
テヒョンにバトンタッチだ。
チカもテヒョンに気づき、
チカ「テヒョナァ、ただいま〜」
TH「ヌナ、大丈夫？歩ける？」
チカ「うん…大丈夫…、あ、あれ、やっぱりダメみたい」
テヒョンに支えられても立ち上がるのが精一杯だった。
TH「ジミナ、そっちよろしく」
テヒョンとジミンに両脇を抱えられて移動する。
遅れてジョングクがやって来た。
JK「わぁ、ヌナ、大丈夫？」
そう言って、チカの顔を覗き込む。
チカ「へへっ、楽しくなっちゃって、ちょっと飲みすぎちゃったみたい」
JM「焼酎グラスに3杯飲んだだけなのにね…。でも、本当に楽しかったね」
JK「えぇ、そんなに楽しかったなら、僕も行きたかったなぁ」
TH「ジョングクは、明日じゃん」
ナムジュンの部屋の前まで来ると、チカは立ち止まる。
チカ「ねぇ、リビングに行こ」
TH「は？なんで」
楽しい雰囲気から、急に一人になるのはちょっとさみしくて、"テヒョンと一緒にいたいから"と、皆の前では言えず、
チカ「うん…急に一人になったら寂しいから、ちょっとだけ皆と一緒にいたいなぁ」
TH「ベッドの方がいいよ。ヌナが眠るまで、側にいてあげるよ」
チカ「本当？テヒョン、ありがと」
ジョングクが慌てて、
JK「僕も一緒にいてあげる」
そう言うと、
TH「ジョングクは、明日一緒にいてくれるから、今日は俺が…」
テヒョンが優しくそう言う。
JM「僕は一緒に眠っちゃいそうだから、自分の部屋に行くよ。テヒョン、後はよろしく」
ジミンが退散するようなので、ジョングクもそれ以上何も言えず、
JK「じゃあ、ヒョン、よろしく」
後ろ髪を引かれつつ、テヒョンに託した。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年1月12日 0時
