僕の手を握って笑ってよ〜韓国編1〜【BTS】 (ページ23)

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二人が席を離れると、すぐにユンギが話し始めた。

YG「マネージャー、チカが急にこっちに来たのは、訳があるよね」

ユンギはなんとなく察していたようで、チカ本人がマネージャーになる気がないのは知っていたが、マネージャーがやけに積極的なのには何か訳があると探っているようだ。

マネ「まぁな。他のメンバー達も薄々気付いてるだろ」

YG「全員ではないと思うけどね。マネージャーの人数は足りてると思うけど…なんで？誰か辞めるとか？」

マネ「ん…、辞めるってことではないが」

YG「じゃあ、マネージャーが出世するとか？」

冗談のつもりだったが、少し間が空いて、

マネ「まぁ…、実をいうとそういうことだ」

予想外に、図星だった。

YG「え、本当に？」

マネ「おまえらのおかげでな」

YG「えぇ〜、それってめでたいことじゃん。乾杯しようよ。乾杯、乾杯」

ユンギがグラスに焼酎を注ぎ、乾杯した。

二人ともぐいっと、一気に焼酎を飲み干す。

YG「そういうことね。それなら、俺も協力しないとなぁ。あぁ、でも、テヒョンが気にしてたなぁ」

マネ「何を？」

YG「アンチとかサセンとか」

マネ「それはスタッフに限らず、メンバー本人だって同じだろ」

YG「確かに。俺達もメンタル鍛えられたしね。だけど、チカがマネージャーになったら、テヒョンもジョングクもわがまま言いまくりだな」

マネ「わがままというよりは、二人とも甘えるとこが欲しいだけだよ」

YG「十分、俺達に甘えてるのに」

マネ「まぁ、二人ともそれなりに大人になってきたし、少し控えめになるだろ。お前だってチカがマネージャーになる事に反対じゃないだろ」

YG「あぁ、それはもちろん賛成だし、嬉しいよ」

ブツブツ言いながらも満更でもないという表情のユンギだった。