13-2 明洞の屋台 ページ21
チカ「お腹空いたね。何食べる？」
両脇にユンギとジミンを引き連れているのも忘れて、屋台に夢中なチカ。
YG「何でも。チカの好きな物」
チカ「あぁ〜、いつきても迷っちゃうなぁ」
韓国式唐揚げとトッポギが一緒になったタッカンジョン、韓国式オデン、細長い練り物が串に刺さったホットバー、ほんのり甘い生地に卵を落としたケランパン。
食べ歩きをしつつ、韓国コスメやアクセサリーを買い込む。
チカ「ジミナのオススメのシートマスク、どれだったっけ？」
JM「これかな。こっちもいいんだけど。ホソギヒョンは、これがいいみたいです」
YG「そうそう」
チカ「皆、いつもお肌ツヤツヤだよね。アイドルはお手入れもしないといけないし大変だね」
JM「ヌナだって、女の子だし大変でしょ」
チカ「ん〜、私は手抜きだからね。メイクもパパッと済ませちゃうし」
YG「俺もパパッと済ませたいよ。アイドルじゃなきゃ、こんな気を使わなくていいのにな」
チカ「オッパは、女の子も憧れちゃう色白さんだからね。日焼けとか気をつけないとね」
そう言いながら、ピアスの店を見つけたチカ。
チカ「わぁ、可愛い。これもいいし、こっちもいいなぁ。んーどっちにしようかな？」
JM「ピアス好きなんだね。ヒョンにおねだりしてみたら？」
ジミンが肘でチカをつつくと、
YG「よしっ、オッパに任せろ」
チカのおねだりを聞くより先に、品定めを始めた。
YG「ん？3000ウォン？」
JM「ヌナ、せっかくだからもっと高いのを選べば？」
チカ「あぁ…、ピアスはすぐ無くしちゃうから、怖くて高いの買えなくて」
JM「僕もよく無くすよ」
YG「ジミンは、高くても無くすからな」
JM「ツアーとか行くと、どの荷物に入れたのか忘れちゃうんだよね」
ユンギは、そう言いながら先にチカが気になっていた2つと、チカに似合う物をいくつか選んでさっさとお金を払う。
YG「ほら」
女の子にアクセサリーをプレゼントする機会が過去にあったのか、なかったのか…、少し照れながら袋を渡した。
JM「ヒュー。ヒョン、なんか照れてる」
YG「バカ、照れてないだろ」
チカ「ふふっ、ありがと、オッパ」
チカがお礼を言うと、
YG「どういたしまして」
と、チカの頭をポンポンとしてにっこりと笑った。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年1月12日 0時
