13-1 変顔で ページ20
リハーサルが終わり、移動車に乗り込むチカとユンギ、ジミン。
チカ「疲れてるのに、本当にいいの？」
ハードなリハーサルを目の前で見ていた後にユンギとジミンを引き連れて明洞に出掛けるのには、かなり抵抗があるが、
JM「ヌナと一緒だから、全然大丈夫です」
YG「息抜きだよ」
二人がそう言ってくれるなら、今日もお言葉に甘えて楽しむしかない。
明洞へ3人で出掛けるのは、さすがに許可が出ずマネージャーも同行することになっていた。
チカ「ねぇ、大丈夫かなぁ」
チカは、ユンギとジミンがARMY達に見つからないかとヒヤヒヤしている。
YG「俺とジミンはバレないと思うけど、マネージャーのこのデカさは普通に目立つんじゃないの？」
JM「ボディーガードのはずが逆に目立っちゃうよ」
マネ「わかってるよ。俺はちょっと離れて歩くから3人で楽しんでくれ」
チカ「せっかくマネージャー、一緒に来たのに…。あぁ、私とマネージャーが2人でいるのは別に大丈夫でしょ」
JM「ヌナとマネージャーが二人でいたら、僕たちと一緒に来た意味がないよ」
チカ「あ、そうだね…」
YG「大丈夫、大丈夫。みんな買い物に夢中になってるから。もし誰かと目があったら、ちょっと変顔してさ、近くの店に逃げ込もう」
ユンギの提案に皆顔を見合わせて爆笑する。
JM「ヒョンっ、お手本見せて下さい(笑)」
YG「いや、今は大丈夫だから(笑)」
チカ「ジミナ、お手本なくてもやれるでしょ(笑)」
JM「あぁ、こんな感じ」
ちょっと、しゃくれてみる。
YG「ダメだね。それじゃ、すぐARMYに囲まれちゃうよ」
JM「これは？」
しゃくれプラス眉間にシワを寄せてみるが、自分で笑ってしまうジミン。
YG「オッケー、オッケー、それで行こう(笑)」
チカ「ジミナ、最高(笑)」
準備万端で車から、降りる4人。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年1月12日 0時
