10-1 お前が1番心配 ページ11
食事が終わり、皆んなで後片付け。
JN「お腹いっぱいになった？」
チカ「うん。オッパの料理美味しくて、食べ過ぎちゃった」
JN「それは、よかった」
ソクジンは、満足気な表情でチカの頭をポンポンとしてくれた。
JK「お皿は食洗機で、後はラプモンヒョンが洗ってくれます」
チカ「じゃあ、私は拭く」
皆、慣れた様子でテキパキとこなしていく。
チカ「皆、手際がいいね」
JK「僕は、片付け苦手だけど、ヒョン達が一緒だから」
宿舎生活が長かったメンバー達は、準備も片付けも慣れている。
残り物や食器の片付け、ゴミの分別まであっという間に済んでしまった。
チカ(こんなことまで普通に自分達でしてるなんてすごいなぁ)
世界で活躍しようと、大きなステージに立とうと、彼らは彼らのまま。
TH「ヌナァ、お風呂先に入って」
チカ「皆は？」
TH「皆、好きな時間に適当に入るからいいよ」
チカ「じゃあ、先に入らせてもらうね」
TH「皆、ヌナがお風呂入る間、間違えて入らないでね。間違えたフリして覗くのもダメだよ」
メンバー達は一斉に吹き出す。
JN「やぁ、テヒョンっ。そういうお前が1番心配だよ」
TH「そっ、そんなことないよっ。ヌナ、僕は覗いたりしないからね」
チカ「テヒョン、鍵掛けて入るね…」
TH「そうだよね…」
相変わらず天然ぶりを発揮するテヒョンだった。
チカがお風呂から出て、部屋に戻ろうとすると、
TH「ヌナ、喉乾いてない？飲み物あるよ」
JK「ヌナ、一緒にオヤツ食べようよ」
JM「ヌナ、明日どこか行きたい店ありますか？」
チカ「あぁ…ありがと」
わちゃわちゃと寄ってくるマンネ達と、日本にいる時と立場が逆過ぎて戸惑うチカ。
RM「チカ、モテモテだねぇ」
本を読んでいたナムジュンが顔をあげてニヤッとする。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年1月12日 0時
