1-5 僕と… ページ6
テヒョンが、お弁当の蓋を開ける。
TH「今日ノ、僕ノ御飯ハ、焼肉弁当デス。アァ、チカサン、プリンヲドウゾ。スプン、アリマス」
プリンとスプーンを渡してくれるテヒョン。
チカ「ありがとうございます。頂きます」
チカが手を合わせて、合掌すると、テヒョンも慌てて手を合わせる。
TH「頂キマス。肉ガ沢山入ッテマスネ。…日本ノ、コンビニノオ弁当、全部美味シイ。デモ、タコ焼キハ、大阪ガ一番!」
チカ「たこ焼き、好きだね」
TH「大阪ハ、家族トUSJニイキマシタ」
チカ「あぁ、そうだったね。通天閣とか大阪城は行った?」
TH「通天閣ハ、遠クカラ見タコトハアリマスゲド、マダ登ッテナイデス。モット日本ノ色ンナトコロヘ行ッテミタイデス。今ハ、モウ行ケナイカラ、40歳位二ナッテ引退したら、奥サント一緒二日本ヲ旅行スルコトガ夢デス」
チカ「へぇ。テヒョン、日本大好きだもんね。じゃあ、日本人と結婚したらどう?でも、40歳で引退しちゃうの?」
TH「アァ、僕ハ家族モ大切ダカラ、ソンナニ長クハ仕事ヲシナイデス」
チカ「え?そうなの?ふーん」
TH「チカサンハ、ドンナ人ト結婚シタイデスカ?」
チカ「うーん、そうだなぁ…私も韓国が好きだから、韓国の人と結婚しようかな?うん、大好きな韓国料理も沢山食べれそうだし」
TH「オォッ、ジャア、僕ト結婚シマスカ?」
テヒョンは、ひらめいたとでも言いたげに、たこ焼きを口に入れながらそう言った。
チカ「ゴホッ、ゴホッ…」
プリンを食べかけたチカは思わずむせる。
TH「アァ、大丈夫デスカ?」
テヒョンは、慌てておしぼりを差し出す。
チカ「ゴホッ、ゴホッ。大丈夫…、ゴホッ。…テヒョン…今なんか、変なこと 」
TH「え?僕、変なこと言った?」
会話が韓国語に戻る。
テヒョンは、おしぼりでチカの口元を拭きながら、サラッと言った。
やっぱり、不思議ちゃんだ。
TH「僕とヌナが、結婚すればヌナが日本中案内してくれるでしょ。で、僕はヌナを韓国料理を食べに連れて行ってあげれば、いいじゃん。オォ、ナイスゥ」
身振り手振りで説明して、最後に親指を立てるテヒョン。
チカ「…… 確かに、ギブアンドテイクだけど…… 」
TH「ね」
と笑うテヒョン。
冗談にしても、そう言われて嫌な気はしないが、Army達が聞いたら卒倒する人が続出しそうな発言だ。
337人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:happiness | 作成日時:2022年1月10日 21時