7-2 韓国へ⁈ ページ48
マネ「この前ユンギ達と話してたことだけど」
チカ「え、どの話ですか?」
マネ「あぁ、韓国で働かないのかってユンギが言ってただろ」
チカ「あぁ、それがどうかしましたか?」
マネ「あれから、ずっと考えてたんだけど、本気で韓国に来ること考えてみないか?」
チカ「…えっ?本気で?」
マネ「BTSのマネージャーの一人として韓国に来ないか?」
チカ「えっ…マネージャー?」
マネ「あぁ、メンバー達もチカなら歓迎してくれると思うし」
先日の話をそんなに真剣に考えてなかったチカには寝耳に水のような話だった。
チカ「いえ、日本にいれば、少しは役に立つかもしれないですけど、韓国じゃ、私なんて足手まといになるだけですよ」
謙遜だけでなく、韓国に不慣れな自分が役にたてるとは到底思えない。
マネ「そんなことないよ。まぁ、最初のうちは雑用が多くなると思うけど、今のメンバーにはチカの存在が必要な気がするんだ」
チカ「私の、存在が必要?」
マネ「男のマネージャーばかりじゃ役に立たない時もあるんだよ」
チカ「んー、…考えてもなかったことなので、すぐに返事は…」
マネ「あぁ、分かってる。俺の一存で決められることでもないからな。BTSはこれから、もっと忙しくなるし、チカにも強力してもらいたいと思ってるんだ」
チカ「返事はいつまでに?」
マネ「なるべく早くがいい。ツアーが始まる前に決めておきたい」
チカ「わかりました。考えてみます」
マネージャーの推しの強さにとりあえずチカは、そう答えたが浮かない表情だった。
チカ(私がBTSのマネージャー…)
廊下に一人ポツンと取り残されたように、立ち尽くすチカ。
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作者名:happiness | 作成日時:2022年1月10日 21時