5-1 僕も行く ページ37
BTSが宿泊しているフロアまで上がり、エレベーターから下りる。
チカ「私、買出し行って来るので、また後で…」
チカはそのまま、出掛けようとするが、
TH「僕も行く」
それを見たジミン、
JM「僕も行きます」
チカ「何言ってるの？ダメだよ」
TH「変装して来る。待ってて」
YG「2人とも、いつものことだし、夜なら大丈夫だよ」
2人が部屋へ駆け込み数分後。
黒系のパーカーにキャップを被り、斜めがけバッグ。
暗がりで見れば、スタッフっぽい。
韓国でも、宿舎から抜け出してコンビニやファストフード店に、夜中に出掛けているらしく意外に慣れているメンバー達。
今日は、酔った勢いで久々に抜け出すらしい。
JM「僕とテヒョンは、常習犯です。宿舎でも、日本に来た時も2人で時々こうやって抜け出してます。たまにマネージャーに見つかって怒られてるけど(笑)」
チカ「2人は慣れてるかもしれないけど、本当に大丈夫なの？」
TH「大丈夫、大丈夫」
JN「じゃあ、ヒョン達は部屋で待ってるよ」
こんなドキドキしながらコンビニに行くことはチカにとっては初めてだ。
ホテルの玄関から堂々と出て、コンビニ近くまでくると、テヒョンが説明する。
TH「店に入る時は、一緒に入ると目立つから、別々に入って。レジで並ぶ時はジロジロ見られるから、ヌナがまとめて払って」
チカ「う、うん、わかった」
JM「ヌナ、すごい緊張してるね(笑)」
チカ「当たり前だよぉ。仕事以外で2人と一緒に出かけたこともないし、人にバレたら大変だもん」
3人は、テヒョンに言われた通りに別々に店に入る。
JM「ビールとチューハイとハイボール。あとは…これはなんだろう？」
TH「ヌナ〜、ワインは、どれにする？」
チカ「え、あ、ちょっと待って…、これは甘口でこっちが辛口だよ。テヒョン、ワイン飲むの？」
TH「少しね」
チカ「ふーん。おつまみ、こんな感じでいいかな」
TH「うん、いいよ。ワイン、これにしよ」
慌ただしく会計をして、コンビニを出ると、急いでホテルに戻り、そのまま、ソクジンの部屋へなだれこむ3人。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年1月10日 21時
