4-5 お静かに ページ35
YG「あっ。皆、静かに！シーッ」
ユンギが後ろのメンバーに合図して、指差した方向には…。
一番後ろのシートの隅っこでチカが眠っていた。
ユンギが静かにチカの隣に座り、チカの寝顔をニコニコしながら眺めている。
後から乗り込んで来たメンバーもチカを見ては、クスッと笑って見たり、シーッと人差し指を口にあてながら、静かに座る。
テヒョンは、チカの様子が気になって仕方がないがユンギに先を越されて隣に座れなかった。
TH( なんでこんなとこで寝てるんだろう？体調が悪いのかな？疲れてるだけかな)
ジョングクは、チカの真ん前の席に座り、一生懸命に覗き込んでいた。
マネ「OK、出発しよう」
と最後に乗り込もうとしたマネージャーが、いつもは後部座席に座るが自分の席がないことに気付き、
マネ「あぁ、チカが乗ってるか」
と助手席に乗り込んだ。
車が動き出し、ガタンとなってチカの頭が窓にあたった。
チカ「痛っ」
と目が覚めて、状況を飲み込むのに数秒間。
YG「チカ、目つき悪くなってるよ」
ユンギにそう言われて慌ててカバンで顔を隠す。
チカ「んー、ごめんなさい。寝てました」
YG「まだ寝てていいよ」
ユンギは、酔った勢いかチカの頭を自分の肩にもたれさせるが、
チカ「んっ、オッパ、お酒臭い」
YG「そりゃあ、飲んだんだから当たり前だよ」
TH「ユンギヒョンが1番沢山飲んでるから。ヌナ、僕は少ししか飲んでないから、こっちへおいで」
チカ「んーっ、テヒョン、助けて」
ユンギの腕から、すり抜けてテヒョンの隣に逃げる。
チカ「オッパ、狭いよ。もっとそっちへ行って」
YG「チカ〜、冷たいな。明日、帰国したらまたしばらく会えないんだぞ」
チカ「私だってオッパ達と別れるの、寂しいですよ。でも、お酒臭いオッパはダメです。ごめんなさいっ」
テヒョンの陰に隠れるチカ。
JN「よしっ、僕達と離れて寂しくなるチカの為にお別れ会をやろう！」
JM「ジンヒョンは、まだ飲み足りないみたいです(笑)」
JN「よしっ、ホテルに戻ったら、ヒョンの部屋に集合だよ〜」
チカ(あ〜、やっぱり今回も飲むんだ…)
毎回、最終日は誰かの部屋へ集まって飲み会になる。
チカはいつも買い出し係だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 337人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：happiness | 作成日時：2022年1月10日 21時
