3-5 手ほどき ページ28
チカ「ねぇ、チョン・ジョングクは、何をやっても完璧だと思ってたのに、恋愛に関しては、初心者なんだね、ふふっ。ほら、座って」
2人はベッドに腰掛ける。
今まで、メンバー達と仕事では仲良くして来たが、こんなプライベートな話をすることはあまりなかった。
お互いの恋愛観や学生の頃の話、色々と恋に関して話した。
JK「恋愛のこと詳しいね」
チカ「聞きかじりだよ。学生の頃なんて、勉強よりもむしろ恋愛とかの方が興味あるじゃない?」
JK「僕は、学生の時は練習生だったから、毎日ヘトヘトでそれどころじゃなかったし」
チカ「そうだよね。こんなにかっこよくて、もてるのに本人は全然興味なかったんだね(笑)」
JK「そうだね…。ねぇ、そんなに詳しいならヌナに手ほどきしてもらおうかな?」
チカ「えっ?」
ジョングクはニヤッとして、チカを押し倒す。
いたずら好きにも程がある。
チカ「ちょっとっ、チョン・ジョングクっ」
チカは、本気で怒るが、ジョングクがゆっくり近づいてくる。
チカ「冗談…だよね?」
ジョングクはギリギリのところで止まり、指先でチカの唇にちょんと触れた。
チカ「もうっ。…こういうの、あんまり経験ないし…手ほどきなんて出来ないよっ」
冗談だと分かりホッとしたのも束の間、ジョングクの表情が変わった。
じっとチカを見つめている。
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作者名:happiness | 作成日時:2022年1月10日 21時