3-3 胸キュン ページ26
テヒョンと別れて、部屋に入るとすぐに靴を脱ぎ捨てて、ベッドに倒れこむ。
チカ「あー、疲れたぁ」
ぼーっと天井を見上げていると、テヒョンの顔ばかりが浮かんでくる。
チカ「テヒョン…」
1人でニヤけるが、ふと冷静になる。
チカ「日本にいる間だけだよね、きっと」
ムクっと起き上がり、浴室へ。
BGMは、もちろんBTS。
湯船に浸かって、BTSの曲を聴いていると、今日1日の疲れが癒される。
チカ「ん〜、このテヒョンの低音ボイスがいいんだよねぇ」
うっとりしていると、いきなり着信音が流れる。
チカ「おっと、こんな時間に誰だろう、ん?ジョングクだ。もしもし」
JK「ねぇ、ヌナの部屋、何号室だったっけ?」
チカ「えっと、何番だったかな、なんで?」
JK「昼間、ヌナに借りた充電器返すの忘れちゃったから、今から返しに行くよ」
チカ「あぁ、そうだったぁ。でも、今すぐはちょっと困るかな。ん〜、10分待てる?」
JK「うん、わかった。10分後に行くよ」
チカは、慌てて湯船から上がり、急いで着替える。
タオルで髪を乾かしていると、
"ピンポン"
チカ「はぁ〜い。もう10分たった?まだ、髪が…」
タオルですっぴんの顔を隠しながら、ドアを少し開ける。
チカ「ありがと、ジョングク」
受け取るだけのつもりで、手だけを出すと、ジョングクがふざけてその手を握る。
チカ「もうっ、ジョングクっ、本当いたずらが好きなんだから、ふふっ」
JK「あははっ。あっ、シャワーしてた?」
ドアの隙間から、チカの濡れた髪を見て気付いた。
チカ「うん」
JK「っあぁ…」
いつもは髪を一つにまとめているチカが、濡れ髪で無造作なまま。
そんなチカを見てジョングクはキュンとしてしまった。
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作者名:happiness | 作成日時:2022年1月10日 21時