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嫌なことは忘れて ページ7
TH「そうだ、その前にコンサートで日本に行ったら、チカのご両親に挨拶したいな」
「えっ？挨拶？恥ずかしいよ…。それにテヒョンと付き合ってるなんて言ったら、二人ともびっくりして腰抜かしちゃうかも」
TH「大事な娘を海外に出すことだけでも心配なのに、僕と付き合ってるなんて、もっと心配掛けちゃうかな？」
「まずは、仕事の仲間として挨拶しておけばいいんじゃないかな？」
TH「なにそれ。大切な人って紹介してくれないの？」
「だって、テヒョンを追っかけて韓国に行ったと思われそうなんだもん」
TH「まぁ、確かにそう思われてもおかしくない状況だけど…」
すると、二人の会話を遮るように部屋の電話が鳴る。
TH「っあぁ、まただ」
「昨日も鳴ってたね」
TH「本当に嫌だ。他の部屋も？」
「うん」
いつものことだが、同じホテル内に泊まっているサセンが、手当たり次第電話をしてメンバーの部屋を特定しようとしているようだ。
「ゆっくり休んで欲しいのに…。なんであの人達は、自分の欲の事しか考えられないんだろ。メンバー達が嫌がることをする人達にペンでいて欲しくないよ」
TH「せっかくの二人の時間までじゃましてくるし。はぁ、アンチとサセンのいない世界に行きたい」
テヒョンが、大きなため息をついたのを見て、チカは切なくなるが、気持ちを切り替える。
「さあ、嫌な事は忘れて、ご飯食べよ」
TH「うん…、そうだね。じゃあ、いただきますっ」
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作者名：happiness | 作成日時：2022年10月9日 21時
