お揃い ページ4
ジミン達がそうしている間、テヒョンはチカを連れて楽しそうに買い物をしている。
TH「このTシャツ小さいサイズもありますか？」
店員にそう尋ねるテヒョン。
チカ「テヒョンは、ゆったりめの方が好きでしょ」
TH「ん？チカの分だよ。お揃い…ダメ？」
チカ「えっ、お揃い？…ダメじゃないけど、いつ着るの？」
TH「まぁ、宿舎にいる時くらいかな…」
チカ「宿舎でお揃い？うーん、恥ずかしいけど…1枚位あってもいいかな…」
チカがそう言うとテヒョンは、ニッと笑って会計に行った。
チカ(ジミンとグクは、大丈夫かな？)
姿が見えないと落ち着かない。
JH「チカチカ、ちょっと休憩しよう」
ホソクに誘われて、3人はカフェに移動する。
「ホビホビ、いつの間にか袋が増えてるね」
JH「へへっ、あれからまたいいの見つけちゃって」
ホソクはコーヒーを片手に満足気に笑っていた。
TH「チカは、結局何も買ってないし」
テヒョンはテーブルに両手で頬杖をしながらストローを咥え、口を尖らせている。
「テヒョナがTシャツ買ってくれたし、見てるだけでも楽しいよ」
笑ってみせるが、本当はメンバーの安全が第一でショッピングどころではないのだ。
TH「どうせ、僕達の心配ばかりしててそれどころじゃないんでしょ」
テヒョンはチカの事なら何でもお見通しのようだ。
JH「僕も何かプレゼントしたいな」
TH「ヒョン、僕達ペアの Tシャツ買っただけだよ」
JH「ペア？いいねぇ、恋人っぽくて」
TH「ヒョン、恋人っぽいじゃなくて、正真正銘の恋人だから」
JH「あぁ、そうか。ちょっと言い方間違えたな」
テヒョンの言葉に、納得するホソクだった。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年10月9日 21時
