安静に ページ12
TH「こんなサポーターしてたら、何にも出来ないし、俺がついててあげないと」
RM「テヒョン、明日は、次の公演地に移動だし、自分の準備もあるだろ」
TH「でも…、一人にしておくのは心配だし」
YG「テヒョン、先に自分のことやって来いよ。お前が来るまで俺が一緒にいてやるから、安心しろ」
チカ「一人で大丈夫だよ、私」
YG「お前、片手じゃ、何も出来ないぞ。顔洗うだけでも一苦労だし、経験者の俺が言うんだから、間違いないだろ」
TH「そうそう、ユンギヒョンの言う通りだよ」
チカ「あ〜ぁ…確かに…そうだよね。じゃあ…お願いしようかな。でも、テヒョンが来るまでなら、一人でも…」
TH「ダメダメっ、安静にって言われてるんだから。無理して、明日、一緒に移動出来なくなったら、どうするんだよ」
「ん〜、ちょっと過保護な気もするけど…」
TH「じゃあ、ヒョン。急いで片付けて来るからチカのことお願い」
YG「あぁ」
TH「チカ、すぐに行くからね。ヒョンの言うこと聞いて大人しくしててよ」
テヒョンは、チカの返事を最後まで聞かずに、バタバタと慌ただしく自分の部屋と戻っていった。
テヒョンの走って行ったその先を見ると、ソクジンとホソクに引き止められているジミンとジョングクがいた。
RM「ダメだって、言ったのに、全くあいつらは」
チカ「皆、心配してくれてたんだね」
頭をかきながら、呆れるナムジュン。
チカは、小さく手を振った。
すると、あちらにいた4人が一斉に手を振り返して来た。
ソクジンとホソクも内心は心配で仕方なかったようで、マンネ二人に負けない位に大きく手を振り返していた。
RM「とりあえず、明日のことは他のマネージャーに任せて、今夜はゆっくりしろ」
チカ「うん、ナムジュナ、ありがと。皆に心配掛けてごめんって、伝えてくれる？」
RM「そんなこと言わなくても皆分かってるよ」
YG「それに、俺の気が重くなるから」
チカ「オッパこそ、気にしないでいいのに」
YG「気にする」
RM「まぁまぁまぁ、二人ともほどほどに。チカの元気そうな顔が見れたし、俺はこれで」
ユンギと軽くハイタッチをして、ナムジュンは自分の部屋へと戻っていった。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年10月9日 21時
