身体鍛えようかな？ ページ11
ホテルのエレベーターの中のユンギとチカ。
チカは、倒れた時に左肩を強く打ったようで、サポーターで腕まで固定され痛々しそうな姿だった。
YG「俺が気を付けて歩いていれば、こんなことにならなかったのにな」
ユンギは、数時間前の自分が悔やまれて仕方ない様子。
チカ「オッパのせいじゃないって。私がもっとしっかり支えられればよかったの」
YG「支えるって、そんな小さい身体で無理だろ」
チカ「へへっ、そうだね。テヒョンにも、痩せすぎだって怒られたばっかりだし、ちょっと身体を鍛えようかな？」
肩の痛みはあるものの、元気そうなチカ。
YG「ふっ、わざわざ鍛えなくてもいいよ。でもまぁ、痩せすぎなのは間違いないな。韓国へ帰ったら、美味いもの腹一杯食べさせてやるよ」
チカ「本当？オッパが作ってくれるの？」
YG「俺が作ったのでいいのか？高級レストランでも、焼肉でもいいぞ」
チカ「ううん、オッパの手料理、好きだし」
YG「そっか。じゃあ、美味い肉でも食わせてやるか」
チカ「やった。でも本当、オッパに怪我がなくてよかった」
YG「うん、ありがとな」
エレベーターが止まり、扉が開くと心配そうなテヒョンとナムジュンの顔が見えた。
TH「チカっ」
チカ「わぁ、テヒョン、迎えに来てくれたの？ありがと」
痛々しそうな姿に思わず、涙目になるテヒョン。
チカ「大したことないんだから、そんな顔しないでよ」
TH「心配したんだよ」
テヒョンは人目も気にせず、チカを抱きしめた。
チカ「ちょ、ちょっと、テヒョンっ、痛いし…ほら、今は」
TH「あぁ、ごめん。痛かった？」
チカ「う、うん。大丈夫だけど、くっつきすぎじゃない？」
TH「だってさ、こんな外国に来て怪我なんてびっくりだし、アンチでもサセンでもなく、ユンギヒョンの下敷きになるなんて想像も出来ないアクシデントじゃん」
かなり興奮気味のテヒョン。
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作者名：happiness | 作成日時：2022年10月9日 21時
