なんでも出来る彼となんでも普通の私【高尾和成】

29.貴方side ページ30

綱引き終わったから次は…

実況｢10分間の休憩に入ります！選手の皆さんは熱中症予防のため水分補給等をしっかりしてください！｣

あ、休憩か

水分とるか

そう思って水筒を取ろうとすると

｢あ、Aいたいた。｣

と聞きなれた声

声の主は

高｢あれ？宮地さん？｣

そう、清にぃ

｢どうしたの？｣

そう問うと

｢いや、タオルの予備持ってる？｣

とタオルの予備がないか聞いてきた

｢タオル？予備は…裕也にぃが持ってる｣

朝、裕也にぃに渡したんだよね

｢マジ？アイツ反対側にいるしな…あ、ちょっとタオル貸して｣

そう言われたのでタオルを貸した

｢サンキュ。ちょっと借りる｣

そういい私のタオルで汗を拭いていた

昔は良くあったけど最近はなかったな

そう思っていると

お兄ちゃんのファンクラブの人達が

｢妹、いいな…清志様の汗…｣

と言っていた

え、正直、引いた

高｢宮地さん、すげぇこと言われてますね｣

宮｢…正直言って俺の汗なんて何得かも分からねぇし、てか様ってなんだよ｣

と、本人を引いていた

そりゃそうだよね

宮｢あ、タオルありがと。｣

｢どういたしまして｣

高｢本当に宮地さんたち仲良いね！｣

宮｢そうか？｣

実況｢後少しで次の種目が始まります！続いては二人三脚です！代表選手は準備を初めて下さい！｣

そうアナウンスがながれた

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