花火 ■ hanabi ■ 【トラファルガー・ロー】 (ページ10)

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第10話ページ10

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とうとう夕方になりローさんが迎えに来てくれた

｢あっ、ローさん｣

｢昨日ぶりだな｣

｢そっ、そうですね｣

｢緊張してんのか？｣

｢少し……｣

｢大丈夫だ。俺の船のクルーに悪いやつはいねェ｣

｢そういう意味じゃなくて｣

｢もしかしてお前人見知りなのか？｣

｢そうでもないんですけどこの格好が見られるの恥ずかしくて……｣

｢なら戻って着替えるか？｣

｢そっ、それは大丈夫です！それにこの格好.......

ローさんのために.......((ﾎﾞｿ｣

｢どうした？｣

｢なんでもないです！！///｣

何言ってんだろ私！！

期待してるって思われちゃうじゃん

｢その格好俺は似合っていると思う｣

｢え.......もっ、もう1回言ってください！！｣

｢言わねェ｣

｢.......でも嬉しいですローさんに似合ってるって言われて｣

｢.......そうか｣

こんな他愛のない話をしているだけでこの時間がずっと続いて欲しいと思ってしまう

この人に会う度に私はわがままになっていくような気がする

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