花火 ■ hanabi ■ 【トラファルガー・ロー】 (ページ15)

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第15話ページ15

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昨日は、あまり眠れなかった

くまとか出来てないかな？

時間とは、早い物でローさんのことを考えているうちに

お祭りが始まる時間になってしまった

あの日.......ローさんとぶつかった時着ていた浴衣と同じ物を身にまといローさんを待つ

｢悪いな。遅れた｣

｢だっ、大丈夫ですよ｣

何事も無かったようにローさんは喋る

それもそれで少し悲しい事で自分は、こんなにもドキドキと胸が高鳴っているのに

ローさんは、ケロッとしている

高鳴っているのにモヤモヤとする

｢おい、Aお前はどこかよりてェとことかあんのか？｣

｢.............

りんご飴の屋台に寄りたいです｣

｢随分とりんご飴が好きなんだな｣

｢そうですね｣

りんご飴よりローさんの方が好き.......なんて口が裂けても言えない

｢他に寄りてェとこは？｣

｢特には.......ローさんは、寄りたいとこないんですか？｣

｢なら人気がすくねェとこに行こう。ここは賑やか過ぎて気持ちわりぃ｣

人が多く混んでいるのでローさんは、軽くよったのだろうか

｢だっ、大丈夫ですか！？｣

｢心配することたねェ...ついでに言いたいこともあるしな｣

ドキリとした

言いたいこと

その言葉にもう察しは、着いている

｢早く行こう｣

ローさんに手を引かれる少し強引な彼の背中を見ているだけでもドキドキして

この時間がずっと続けばいいのにと思ってしまう

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