23 HappyEND 幸せな運命 ページ23
｢私...世界で一番辛いって訳じゃないのに.....そう思ってしまうくらい....辛いって思ってしまう事があるんです
....別に誰かが亡くなったとかそう言うのじゃないのに.......
何か酷い事を言われても反論できない自分に....腹が立つんです...
なんで自分だけって
辛いのは私だけじゃないっ.....
そんな事は分かっているんですっ！
私よりも
もっと辛い人はいるって分かってますでもっ
こんな私を受け入れてくれる人は身近にはいないっ！！こんなわがままを言う自分も嫌い.......なんですっ.......｣
いつの間にか私は泣いていた
恥ずかしいこんな自己中心的なことを言って子供のように泣くなんてっ
ローさんは私の目をちゃんと見てくれた
｢....んな事ねェよ.......お前はほんとによく.......がんばった、
お前を受け入れてくれるやつなら俺がなってやるよ｣
そう言うと私を優しく抱きしめ頭を優しく撫でてくれた
心臓の音が早くなるローさんにも聞こえてるのかな
｢ローさんっ.......現実世界での私の.......心の支えはローさんだったんです辛い時も寂しい時もローさんのことを考えていました｣
って私なんかめっちゃ恥ずかしいこと言ってない？
抱きしめられてただけでこんなにもドキドキしてるのに
｢.......随分と大胆な告白だよな。それはいつでも俺の事を考えていたって事だよな？｣
ニヤリとしながらそう言う
カーッと顔が赤くなるにつれ涙はどこかへ行ってしまった
｢ちっ、違いますよっ！！//｣
｢ふーん.......
なぁA屋｣
｢！？｣
ローさんは私の顎をｸｲｯとあげローさんと目が合う
｢奪って欲しいって言えよ
帰りたくねェって
ずっと俺と一緒にいてェって｣
ローさんの目はどこか悲しげだった
｢.......なんでっ｣
｢俺はA屋と一緒にいてェんだ理由はこれだけだ｣
｢これじゃっ.......ダメですか？.......
私もローさんとずっと一緒にいたいです｣
｢上出来だ｣
ニヤリとローさんは笑うと私にキスをする
優しく
深い
唇を離すと
ローさんの唇が恋しくなる
｢.......んな物欲しそうな目で見んな｣
｢っなっ！？.......そっそんな目で見てないですっ！！//｣
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七色(プロフ) - スノウさん» コメントありがとうございます！気に入ってもらえて嬉しいです！ (2020年11月11日 21時) (
レス) id: b502964144 (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - この話好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年11月11日 20時) (レス) id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七色 | 作成日時：2020年11月8日 16時
