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なんとか席を確保して昼食を食べていると
周りが少し騒がしくなった。
「今日は岩田チーフの奢りですよ!」
恐らく岩田さんの部署の子達4、5人を連れて
先頭で笑顔で歩く岩田さん。
本当に岩田さんの部署で働きたかったなって思う。
里香「Aって岩田さんみたいな可愛いらしい人がタイプなの?」
「えっ?な、なんで?」
里香「さっきから岩田さんを目で追ってるから」
「そ、そんなことないよ!!てか里香、岩田さんの名前知ってたんだ!!」
里香「そりゃ隣の部署にあんなイケメンが居たらリサーチするもんでしょ(笑)」
「さっすが里香だね。」
里香「でもー。岩田さんはやめときな。」
「えっ??」
里香「全くそんな風に見えないけどさ、妻子持ちみたいだから。」
「まっ、まさかそんな恋心抱いてないし!!別に何とも思わないょ。」
里香にはそう言ったけど胸がズキンってなった。
里香「まぁ色々噂があって」
「噂?」
里香「うん。奥さんと結婚する気なかったみたいなんだけど学生時代に授かり婚したとかで。」
「そ、そーなんだ。」
確かに岩田さんを見てもパパという感じに見えない。しかも指輪だってしてなかったはず。
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作者名:める | 作成日時:2017年3月27日 2時