共に堕ちたい (ページ18)

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岩「1回しか言わないよ？090-○○○○-○○○○はい、鳴らして？」

通話のタップを押すと岩田さんの胸ポケットに入れてあるスマホが震えた。

岩「あっ、ちょっと貸して？」

そう言ってあたしのスマホを取って何か操作をしている。

岩「でーきた(笑)はい。」

そう言ってあたしにスマホを返した。
画面を見るとLINEの新しい友達に
岩田さんの名前が追加されていた。

アイコンはブランドのロゴだった。

「アイコンは家族の写真とかじゃないんですか？」

岩「俺、そういうのなんか苦手なんだよね。そこまで家族に縛られたくないしさ(笑)」

「そうなんですね...」

アイコンが家族じゃなくてホッとしてる自分がいた。

岩「あっ！そうだ！」

そう言ってあたしの手をギュッと引っ張って
すっぽりと岩田さんの胸に収まった。

この間の公園の出来事を思い出させるかのように..

岩「連絡取るのは平日の朝から夕方までだからね？」

「わかりました」

岩「約束ちゃんと守れる？」

「はい.....。」

岩「よし、いい子」
なんて言いながら子供をあやすように
あたしの頭をポンポンと撫でた。