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里香「Aー!なんかやつれてない?」
「そんなことないよぉ〜。」
里香にはまだ言えない。
ううん、里香だけじゃなく誰にも言えない。
「ごめん、ちょっとトイレ」
トイレなんて嘘。
里香に色々と探られるのが怖くて逃げ出してきた
1人になりたくてとりあえず
トイレに向かってみたものの何人かの社員が
化粧直しをしていた。
諦めてたまたま通りかかった小さい休憩室があったからそこに入った。
運良く誰もいなくて自販機でお茶を買って
椅子に座ってボーっとしていた。
岩「なーにサボってんの?」
「い、岩田さんッ!!!」
ビックリして思わず立ち上がった。
岩「ごめん、驚かすつもりなかったんだけど汗」
この間のことは敢えて触れてこなかった。
岩「なんか悩んでんでしょ?」
「ん〜まぁ。そうですかね....」
普通に接してくれるってことは
この間のこと忘れてるんだよね?
酔っ払ってたし。
岩「仕事??あっ!町田にいじめられた?」
タバコに火をつけて笑いながら聞いてきた。
「や、仕事ではない...かな?」
岩「恋愛?」
今度は真剣な表情で聞いてきた。
はい、あなたのことで。
なんて口が裂けても言えない(笑)
「違いますよ。」
岩「じゃあ〜どうしたの?俺で良ければ相談のるよ?西野さんが辛かったら俺も辛いし」
そうゆうことサラっと言えちゃうんだもんね。
ズルイよ...もっと好きになってしまう。
岩「ねぇ、今携帯もってる?」
「は、はい。」
ポケットからスマホを出した。
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作者名:める | 作成日時:2017年3月27日 2時