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俺は女の子をいじめて喜ぶタイプではないし…
『女の子には優しく』と常に言われ育った。
だから大好きな彼女を抱く時もできるだけ…
俺の精一杯で優しくあろうとつとめる。
最初の頃に比べるとその状況にいる自分にも、気持ち的にも余裕が生まれて本能のまま突っ走る…
なんて事もしなくなった。
そんな俺がその行為自体よりも好きなのが、うとうとしてるAちゃんをギュッとして…
素肌同士を重ねて…
体温を分け合って…
「可愛い…好き…大好き…。」
って子守歌のごとく囁きながらチュッチュッなでなでをAちゃんが眠るまでし続ける事。
最初は『うるさい』って鬱陶しがってたAちゃんだったけど、今ではもう何も言わず…。
その前のピロトークも大好きな時間ではあるけど、俺の腕の中で安心しきった無防備な寝顔を浮かべてスースー気持ちよさそうに眠るAちゃんを見ると、こみ上げる幸せでなんだか泣きそうになったり…。
Aちゃんが眠ったのを確認してそっとベッドから降りる。
サンタさんはイブの夜に来るからね。
そう思って気分を盛り上げる為に買ったサンタのコスチュームをバックから取り出して身につけた。
Aちゃんは寝てるから知る事もなく…
あくまで自己満足だけど。
室内の頼りないボーッとしたオレンジ色の光でも俺のサンタ姿は窓ガラスに反射してバッチリ映ってる。
赤なんて普段は着ないけど、なかなか似合うじゃん？
なんて自画自賛しながらプレゼントの小箱をAちゃんの枕元に置い…
「…え？」
「ふふふ。サンタさんだ。」
目を細めて柔らかい笑顔を浮かべてる。
「起きてたの？」
「うん。」
「なんだよ〜。もぉ〜…サプライズ失敗じゃん。」
サンタのコスチューム自体は俺の気分の問題で、サプライズでもなんでもないけど。
「お互い考える事は一緒だね？」
「え？サンタコスプレしてくれるの？俺、ミニスカサンタ希望。絶対可愛いよ？」
Aちゃんのミニスカサンタ…
想像だけでご飯３杯食べられる。
「違うよ。そっちじゃないよ。」
「な〜んだ。ちょっと期待したのに。」
「もぉ〜…えっち。」
クスクス笑い合いながら重ねた唇。
「翔くん？」
「ん？」
「大好きよ。ありがと。私のサンタさん？」
そう言って綺麗な微笑みを浮かべた。
「…最高のクリスマスプレゼントだ。」
どんな高額なプレゼントも敵わない…
俺のとって世界で一番のプレゼント。
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さとち(プロフ) - 最後までしょーちゃんを見届けさせてくれてありがとです(*´∀｀*)ロマンチストなしょーさんにぴったりなプロポーズシーン。きゅんきゅんしちゃいました。ヘタレくんが成長してく様子を見守れて幸せでした(^^) (2019年11月17日 8時) (
レス) id: 71c5d1241d (このIDを非表示/違反報告)
プリ(プロフ) - 完結おめでとうございます。私はヘタレてても優しくて少しずつでも頑張る翔くんが大好き。プロポーズのシーンもとっても素敵だった。素敵なお話しをありがとうございます。これからも楽しみしてます(^-^) (2019年11月10日 12時) (レス) id: cd103d13f3 (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - 完結お疲れさまでした。私はしおななさん大好きです(*´▽｀*) (2019年11月9日 12時) (レス) id: 36f104c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 終わった〜。あんなにヘタレだった翔くんが 花子さんに釣り合うべくカッコよく成長！ てか、まあ、初めから素材は完璧なんだからまあ当たり前か。多少ヘタレがまたかわいい（≧∇≦） こんなかわいいバカップルになれるなんて(//∇//)お互いに好きすぎていいなぁ〜 (2019年11月9日 11時) (レス) id: 285da43cef (このIDを非表示/違反報告)
あゆママ(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*´∀｀)ヘタレな翔さんが成長していくのが楽しみでした。終わってしまうと寂しいですねぇ〜。歌は息子が大好きで、ピアノでよく弾いていたので知りました(笑)可愛い曲でこちらも好きになりました。また二宮さんのお話もお待ちしています！ (2019年11月9日 7時) (レス) id: ddbf446660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2019年9月20日 15時
