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もし……
なんて考える事は数え切れないくらいあるけど、俺とAちゃんの間の『もし…』は必要ない。
だってそんなの考えるのも無駄なくらい、俺の中はAちゃんでいっぱいで…
どんなに悩んで考えても辿り着く結論は同じだと思うから…。
「ねぇ…？明日お休みだけど…今日は帰っちゃうの…？」
カラオケからAちゃんを送る、吐く息も白い冬の寒い帰り道…
ギュッと握り合った手は俺のコートのポケットの中。
「Aちゃんはどうして欲しい？」
「いじわる…。」
横目で恨めしそうに見るAちゃんにクスリと軽い笑いが溢れた。
「ひとりのベッドは寒い季節だもんね。ギュッてして寝てい？」
「うん…。」
恥ずかしそうにはにかんで、ほっぺをピンクに染めるAちゃんは本当に可愛い。
きっと俺の前だけで見せる女の子全開のAちゃん。
「誰にも見せたくないな…。」
「ん？」
「こんな可愛いAちゃんをだよ。」
「もぉ〜//」
もっともっとピンク色に染まったほっぺに軽くキスをするとピンクどころじゃなく真っ赤に染まった。
「しょ、翔くん！こんなところで！」
「誰も見てないよ。それにカラオケにいる時からしたかったんだもん。」
「なんかホント…別人みたい…。」
「前の緊張しまくりでカッコ悪い俺のがいい？」
「翔くんならどっちでもいい…どっちも好きよ？」
あぁ…もう…
この子ホントわかってない…。
手を繋いでない方の手をAちゃんのほっぺに添えてコッチに向かせる。
ちょっと顔を傾けると俺が何をしようとしてるのかわかったのか嫌がるそぶりを見せるけど…
「Aちゃんが悪いんだから…キスさせてよ…。」
唇が触れ合うほんの手前でジッとAちゃんの目を見ておねだり。
「もぉ…お家はすぐそこよ？我慢し『できない』」
だってもう…
可愛いんだもん…。
こんな可愛い子、チュッチュッてしたくなるでしょ？
Aちゃんも諦めて受け入れるように目を閉じる。
「我慢しろや。」
背後から聞こえた声にキスモードから一転…
「So！『蒼汰！』
驚きお互いがバッと離れた。
「猿じゃねぇんだから場所くらい考えろよ。」
怒りを通り越して呆れたような視線を俺に向ける。
「あ…いや…あの……す、すみませんでした『A腹減った。カレー作って？』」
ガバッと勢いよく頭を下げた俺を当然のように無視したソウタはAちゃんには甘える様ようにカレーをねだり、スーパーの袋を差し出した。
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さとち(プロフ) - 最後までしょーちゃんを見届けさせてくれてありがとです(*´∀｀*)ロマンチストなしょーさんにぴったりなプロポーズシーン。きゅんきゅんしちゃいました。ヘタレくんが成長してく様子を見守れて幸せでした(^^) (2019年11月17日 8時) (
レス) id: 71c5d1241d (このIDを非表示/違反報告)
プリ(プロフ) - 完結おめでとうございます。私はヘタレてても優しくて少しずつでも頑張る翔くんが大好き。プロポーズのシーンもとっても素敵だった。素敵なお話しをありがとうございます。これからも楽しみしてます(^-^) (2019年11月10日 12時) (レス) id: cd103d13f3 (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - 完結お疲れさまでした。私はしおななさん大好きです(*´▽｀*) (2019年11月9日 12時) (レス) id: 36f104c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 終わった〜。あんなにヘタレだった翔くんが 花子さんに釣り合うべくカッコよく成長！ てか、まあ、初めから素材は完璧なんだからまあ当たり前か。多少ヘタレがまたかわいい（≧∇≦） こんなかわいいバカップルになれるなんて(//∇//)お互いに好きすぎていいなぁ〜 (2019年11月9日 11時) (レス) id: 285da43cef (このIDを非表示/違反報告)
あゆママ(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*´∀｀)ヘタレな翔さんが成長していくのが楽しみでした。終わってしまうと寂しいですねぇ〜。歌は息子が大好きで、ピアノでよく弾いていたので知りました(笑)可愛い曲でこちらも好きになりました。また二宮さんのお話もお待ちしています！ (2019年11月9日 7時) (レス) id: ddbf446660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2019年9月20日 15時
