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Aちゃんを不安にさせたくないし、せっかくソウタに認めてもらったのにいつまでも逃げてるわけにもいかない。
だけどやっぱり何事も勢いだけじゃなく筋を通すところは通さないと先には進めない。
もちろん勢いが大事な時もあるだろうけど…。
『ホント…変なところがクソ真面目。』
なんてニノは呆れて笑ってたけど…。
家族が一同に集まる１月２日。
俺がこの家を出て行って独立してもそれだけは家族の暗黙の了解。
集まったって何をするわけでもなく、ただ食って飲んでるだけだ。
「翔ちゃん？ビールでいい？お正月だから日本酒にする？」
俺が着いた時には既に飲み食いは始まっていて、俺が話しをできる雰囲気ではない。
だけど…
「いい。その前にちょっと話しがあって。」
ビールが入ったグラスを片手に改まって何事かと不思議そうな表情を浮かべる親父と目が合った。
「あら、なにかしら？新年早々翔ちゃんからおめでたいお話でも聞けるのかしら？」
何かに気づいてた母さんと妹は期待を込めた眼差しを俺に向けてくる。
そのプレッシャーたるや背中に汗がつたうくらい…。
「いや…そうじゃなくて…ん？そうなのか…よくわからないけど…。」
「お兄ちゃん！それじゃこっちが意味わからない！」
「うるせぇ。お前に話すわけじゃない。黙ってろ。」
「ちょっと！そんな言い方『こら。ちょっとお前は静かにしてろ』」
親父の一声で妹は口をつぐみ…
「で？翔？なんだ？」
「あぁ…彼女ができて…。」
「まぁ！翔ちゃん！やっとなのね！女の子に興味ないんじゃないかと心配してたの！ねぇ？どんな子なの？お会いしたいわ！一緒に連れてくればよかったのに。」
「母さんも落ち着きなさい。」
「はーい。」
舌をペロッと出してやっちゃったって顔してるけどあんた何歳だよ…。
「それで…ちょっと色々あって一緒に住もうかと思って…。」
「まぁ！まぁまぁ！翔ちゃん。他所様の大事なお嬢さんにそんな無責任じゃダメよ？いい歳なんだし、ちゃんと段階を踏んで筋を通さないと。ねぇ？お父さん？」
親父も無言のまま頷いた。
やっぱり…
そう言うと思ったよ。
「筋ならこうやって通してるだろ？」
こうやって先に話してるって事が、俺にとっては誠意を表したという事だ。
「うちじゃない。あちらのお宅にだ。」
「そのあちらのお宅に頼まれたんだよ。」
「…どういう事だ？」
親父は理解に苦しむのか眉間に皺を寄せた。
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さとち(プロフ) - 最後までしょーちゃんを見届けさせてくれてありがとです(*´∀｀*)ロマンチストなしょーさんにぴったりなプロポーズシーン。きゅんきゅんしちゃいました。ヘタレくんが成長してく様子を見守れて幸せでした(^^) (2019年11月17日 8時) (
レス) id: 71c5d1241d (このIDを非表示/違反報告)
プリ(プロフ) - 完結おめでとうございます。私はヘタレてても優しくて少しずつでも頑張る翔くんが大好き。プロポーズのシーンもとっても素敵だった。素敵なお話しをありがとうございます。これからも楽しみしてます(^-^) (2019年11月10日 12時) (レス) id: cd103d13f3 (このIDを非表示/違反報告)
にのゆう(プロフ) - 完結お疲れさまでした。私はしおななさん大好きです(*´▽｀*) (2019年11月9日 12時) (レス) id: 36f104c3b0 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 終わった〜。あんなにヘタレだった翔くんが 花子さんに釣り合うべくカッコよく成長！ てか、まあ、初めから素材は完璧なんだからまあ当たり前か。多少ヘタレがまたかわいい（≧∇≦） こんなかわいいバカップルになれるなんて(//∇//)お互いに好きすぎていいなぁ〜 (2019年11月9日 11時) (レス) id: 285da43cef (このIDを非表示/違反報告)
あゆママ(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*´∀｀)ヘタレな翔さんが成長していくのが楽しみでした。終わってしまうと寂しいですねぇ〜。歌は息子が大好きで、ピアノでよく弾いていたので知りました(笑)可愛い曲でこちらも好きになりました。また二宮さんのお話もお待ちしています！ (2019年11月9日 7時) (レス) id: ddbf446660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2019年9月20日 15時
