１１９☆ ページ39
ベッドの中で甘える私を気が済むまで甘やかして、お付き合いをしてくれる優しい翔くん。
翔くんの優しさにも…
近づけた距離にも…
「…幸せ。」
「うん。俺も。俺にギュッてされて『幸せ』って笑うAちゃんを見れて超幸せ。」
大好きな人の笑顔見れる事…
この上ない幸せだ。
「ねぇ？翔くん…？」
「うん？」
「もう名前…呼び捨てして…くれないの…？」
翔くんの名前を呼んでしがみつく私を離す事なく、それに返事をするようにキスを落としながら呼んでくれた名前。
『Aちゃん』って吐息混じりに紡がれてた自分の名前は『A』って呼び捨てに変わり…
それと一緒に甘い微熱も加わった。
「えっ？！あ、っと…？」
「ダメ？」
「あ、いや…ダメって事は…ない…けど…。」
しどろもどろで視線も合わさず枕に顔を埋めて逃げた。
「けど？」
「あの時は調子に乗ったってか…雰囲気に流されたって言うか…と、とにかく正常な俺には無理！」
「…嬉しかったのにな…。」
蒼汰もお姉ちゃんの私を呼び捨てで呼ぶし、呼び捨てで呼ばれる事は何にも珍しくないんだけど、どこか遠慮がちで気を使ってばっかの翔くんが呼んでくれると気を許してもらえて対等になれたと思えるから嬉しいのに…。
「ど、努力します。」
枕からチラリと横目で私の様子を窺ってる。
「よろしくお願いします。」
「はい。精一杯頑張らせて頂きます。」
そう言い合って…
笑い合って…
キスをした。
・・・「え…？」
お昼すぎてやっとベッドから出た私達。
翔くんがシャワーを浴び、コンビニに行ってくれてクレンジングなどのセットを買って来てくれた。
そしてお風呂に促されて『着替えは用意しとく』と言われたけど…
「何でワイシャツ…？」
しかも下はない。
普通、お風呂上がりだとTシャツとかスエットが男性の定番だと思うけど…？
「翔く〜ん？」
バスタオル一枚を身体に巻いたままで翔くんを呼んだ。
洗面所のドアを開けた翔くんは目を見開き…
「え？ちょ、どうしたの？」
私を見てあたふたと焦った様子。
「ごめんなさい。着替えの服が…。」
チラリと視線を翔くんのワイシャツに向けた。
「うん。それ着て？」
「え？ワイシャツを？」
しかも出勤用のワイシャツじゃない…？
「ワイシャツを。一枚で。彼シャツも俺の夢なの。Aちゃんにして欲しい事ランキング２位ね。」
にっこり笑って嬉しそうに言う翔くんに返す言葉がなかった…。
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キミ(プロフ) - 糖度マックス！！こんなに甘やかされてみたいものです！ (2019年9月18日 23時) (
レス) id: 744bc54dd4 (このIDを非表示/違反報告)
しょうくん(プロフ) - 朝から幸せでデレデレなお二人(//∇//)ありがとう。もっと甘々糖度上げてもいいですよ(^^)翔さんの幸せな日が続きますように。また更新楽しみに待ってます(^ ^) (2019年9月18日 8時) (レス) id: 490943dac7 (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - おはよぉーございます。ウザい翔くん大歓迎！もっともっとウザくても良いかな(笑)続きが楽しみです♪ (2019年9月18日 7時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - あゆママさん» 私も久々にここまで甘いカップルを書きましたよ（笑)やっぱり私はこういうのを書いてる方が性に合ってます。 (2019年9月18日 7時) (レス) id: b0600f2388 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - Fu--chanさん» それはもうすっごい濃いエスプレッソを飲みたくなるくらいの甘さだと思いますよ（笑)幸せそうでなによりです。 (2019年9月18日 7時) (レス) id: b0600f2388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2019年3月4日 19時
