泥沼への入口 ページ46
あの日からキヨやAちゃんを見つけると俺の頭はあの事を思い出し、心臓が大きく脈打つようになった
そんな事を気が付かれないように毎日を過ごすのに必死だったある日
…また俺は気が付いてしまった
それはこーすけ
Aちゃんに喋りかけられると、ぱっと雰囲気が明るくなって頬を染めていた
またある日Aちゃんに貰った課程実習のクッキーをやけに嬉しそうに眺めて微笑んでいた
ドックン
また俺の心臓が大きく脈打った気がした
俺はふと考えてしまったAちゃんを好きなのは
この2人だけじゃ、ないんじゃないだろうか
そう思ったその日にAちゃんを誘って皆でご飯を食べた
勿論の様に親友であり、キヨの彼女の京香ちゃんも来たのは予想外だったけど…
とりあえず、皆がご飯を食べ、楽しく話している時にチラチラと周りを見てみた
キヨも京香ちゃんも…予想通りAちゃんに分かりやすい感情的な目を向けていた
そして、こーすけを見ると複雑そうな顔でキヨの方を見ている事に気が付いた
それはまさに【諦め】と言った感情
そう言えば、こーすけはキヨに劣等感があったような…だからあんな顔してるのか
なんて考えながらヒラを見ると
まぁ、至っていつものヒラだった
でも、おかしいんだよな
ヒラが【いつもの自分を出せる相手】それって凄く違和感がある
そして、やっぱりその違和感は当たりで
Aちゃんと少し喋った後、弁当の中の好物を頬張った
その癖はまだ本人も気が付いていない
嬉しい事があるとついしていまう、お弁当の時だけの癖
それに気が付いた俺の心臓は、またもや大きく、早く脈打った
「あれ？皆おる」
そしてそこに入って来たレトルト先輩はしれっとAちゃんとキヨの間に入り、お弁当を食べ終わったAちゃんにお菓子を上げだした
レトルト先輩については分かりやすく好意が向いていた
そして俺はそのうち、Aちゃんに気がある人物を見つけると言う遊びをしていた
見つけると心臓が大きく脈打つ感覚が
どうしても忘れられなくて
何人も何人も探した
そして、ある時…
文化祭の為の美術部の出し物で漫研の部員をデッサンをした時
俺のモデルに着いたのがAちゃんだった
制服が風になびいてたまに見える太ももや鎖骨のその下…
見ているだけで心拍数が上がっていった
そこでやっと気がついたんだ
「…綺麗」
俺はAちゃんが好きだ…
泥沼と分かっていても…逃げられない…
止まらない
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モグモグ(プロフ) - Aホワさん» Thanks (2020年7月24日 19時) (
レス) id: 8da7be76a9 (このIDを非表示/違反報告)
Aホワ - 翻訳 私は貴方が気に入りました。 (2020年7月24日 17時) (レス) id: 92e4f64a0f (このIDを非表示/違反報告)
Aホワ - I like you (2020年7月24日 17時) (レス) id: 92e4f64a0f (このIDを非表示/違反報告)
モグモグ(プロフ) - はすにゃんさん» 会長を好いてくれてありがとうございます！会長の本当の裏は、まだ出て来ないのですが、出てくるまで楽しみにしてて下さい！！！ (2016年10月28日 13時) (レス) id: d8f0d9bd0a (このIDを非表示/違反報告)
はすにゃん - なんか会長好きｗ (2016年10月27日 16時) (レス) id: a55a46661a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モグモグ | 作成日時：2016年7月10日 22時
