第6話 ページ7
HRが終わって、部室に行くと
A｢おはよー…って、ここどこ？｣
昨日とは全く別の景色があった。
光｢あっ、A先輩！｣
馨｢びっくりしますよね。来たら、いきなりこれ着させられるし。｣
光と馨は、自分の服を見る。
A｢また、環の仕業？｣
光｢みたいですよー。｣
環｢おっ、A！さぁ、これに着替えるのだ！｣
環が走ってきて、私に紙袋を渡す。
A｢着てもいいけど、とりあえず説明してもらえる？｣
環｢あぁ！これはな…｣
ハルヒ｢なんですか、これは…｣
振り向くと、ハルヒちゃんがびっくりしていた。
ハルヒ｢確か、今は4月上旬だったはずですけど…？｣
環｢冷気を恐れ、コタツに縮こまるなどナンセンス！この完璧な空調設備は何のためだ？｣
鏡夜｢何か我が部の方針に批判でもあるのかな、800万円の借金を背負うハルヒくん？｣
ハルヒ｢…｣
ハルヒちゃん、顔引きつってる。
環｢いい男は着膨れなどしない。世間が肌寒い春先だろうと、この部では凍える子猫達を暖かな南国オーラで迎え入れる、そう、ここは史上の楽園。常夏の暑い暑いアイランドなのだ！｣
ハルヒ｢むしろあらゆる意味で寒いのですが…｣
ホスト部が営業時間になり、私は着替えて、ホールに出る。
｢あら、今日は接客ですのね。｣
｢A様、相談などとても熱心に聞いてくれるので、好きですわ。｣
A｢ありがとう。｣
私は、ニコッと笑った。
｢はぁぁぁ♡その笑顔もまた美しい…♡｣
ハルヒ｢凄いですね。｣
A｢一応、天使系でやらせてもらってるからね。笑顔は得意なの。｣
ハルヒ｢はぁ…ところで、ダンスパーティーってなんですか？｣
A｢あぁ。今度、桜蘭高校主催でダンスパーティーをするの。中央棟の大広間を貸し切って、するのよ。｣
ハルヒ｢へぇ。｣
ハルヒちゃんと話していると、鏡夜が来た。
鏡夜｢A、そろそろ裏に回ってくれ。｣
A｢分かった。じゃあね、ハルヒ君。では、失礼しますね。｣
ハルヒちゃんとお客様に礼をして、裏に引っ込む。
そして、営業後。
A｢ねぇ、環のあれ何？｣
私は、隅っこで庶民ラーメンを食べている環を指さした。
馨｢ハルヒが春日姫に気に入られたから、悔しがってるんだよ。｣
鏡夜｢彼女の病気は今に始まったことじゃないだろう？｣
ハルヒ｢病気？｣
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黒兎@文ストマジ神。 - 面白い。なんでもっと評価上がらないのっ！このなに面白いってのに。作者さんこの作品を作っていただき有り難う御ございます！ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2018年8月13日 9時) (
レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺の花 | 作成日時：2018年6月10日 11時
