第21話 ページ22
俺は、朝まで公園で過ごした。
ｼﾞｬｰｰ…ｷｭｯ…
A｢ﾊｧ…)｣
俺は、ベンチに戻って、持ってきたものに触れる。
A｢母さん…俺、どうすればよかったのかな…？｣
俺は、ギターを持って、歩き出した。
俺が向かった先は、ホスト部だった。
環｢A！大丈夫だったか！？｣
ハルヒ｢先輩！｣
俺の姿を見た環達が、駆け寄ってくる。
A｢…｣
ハルヒ｢先輩、環先輩から先輩のこと聞きました。｣
A｢俺のこと？｣
環｢すまない、A。｣
環が、申し訳なさそうな顔をする。
A｢いいよ、どうせいつか知ることになったかもしれないし。｣
俺は、みんなを見て、微笑んだ。
鏡夜｢で、父親とは話せたのか？｣
A｢…｣
俺は、首を横に振った。
A｢環、鏡夜、光、馨、ハニー先輩、モリ先輩…ハルヒ。｣
俺は、みんなを見た。
A｢今日でお別れだ。｣
俺は、退部届けを環に渡した。
環｢なっ！なんで…こんなの、受け取れないぞ！｣
環は、退部届けを俺に押し付けてくる。
A｢…環、誘ってくれてありがとう。
みんなも…こんな俺を置いてくれてありがとう。
…楽しかったよ。｣
俺は、涙を流し、その場を駆け去った。
京太｢A様！昨日はどこへ…｣
家に帰ると、すぐさま父さんの部屋に行った。
ﾊﾞﾝｯ!
星矢｢なんだ？｣
A｢言われた通り、ホスト部に退部届け出してきた。
桜蘭もやめる。
俺、ちゃんと跡取りの勉強するよ。｣
星矢｢そうか。では、早速だが、出かける準備をしろ。
明日には、日本を立つ。｣
A｢分かった。｣
俺は、父さんの部屋を出て、自分の部屋へ向かった。
夜、キョウがノックをして、入ってきた。
京太｢A様、晩ご飯の時間です。｣
A｢いらない。｣
ベッドに寝転がりながら、そう言う。
しばらくの沈黙の後、キョウが口を開いた。
京太｢旦那様から、聞きました。ホスト部をやめてしまわれたと。｣
A｢…｣
京太｢本当によろしかったのですか？｣
A｢…｣
京太｢A様。｣
A｢うるさい。お前には関係ないだろ！｣
俺は、起き上がり、キョウを見た。
京太｢…｣
キョウは、とても悲しい顔をしていた。
A｢キョウ…｣
キョウは、俺の隣に座った。
京太｢これは、兄としてお前に言いたい事だけど…｣
キョウは、俺を見なかった。
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黒兎@文ストマジ神。 - 面白い。なんでもっと評価上がらないのっ！このなに面白いってのに。作者さんこの作品を作っていただき有り難う御ございます！ヾ(＠⌒ー⌒＠)ノ (2018年8月13日 9時) (
レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺の花 | 作成日時：2018年6月10日 11時
