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私達は、バイゼル大喧嘩祭りに向かった。
が、そこは大きな迷路だった。
私達は、入るなりバラバラになってしまった。
エリザベス｢A様！待ってください！｣
A｢…｣
私は止まらず、前に進んだ。
A｢ディアンヌ…｣
エリザベス｢え？あっ、待ってください！｣
私は、ディアンヌの気配を感じ、走り出した。
角を曲がると、そこにはディアンヌがいた。
エリザベス｢ディアンヌ！よかった！無事だったのね！｣
ディアンヌ｢誰？｣
ホーク｢そういえば、記憶を失ってるんだったな。｣
A｢ディアンヌ、私も覚えてない？｣
ディアンヌ｢ごめん。｣
ディアンヌは、私をじっと見て、申し訳ない顔をした。
エリザベス｢私はエリザベス。メリオダス様…七つの大罪と一緒に旅をしている、リオネスの王女よ。｣
ホーク｢俺様は、残飯処理騎士団団長ホーク様！｣
A｢私は、A。｣
ディアンヌ｢悪いけど、人間は信用出来ない。マトローナを殺そうとしたんだから。｣
ディアンヌはそう言うと、歩いて行った。
A｢…｣
私は、ディアンヌの後を追いかけた。
ホーク｢行こうぜ、エリザベスちゃん！｣
エリザベス｢えぇ。｣
しばらく歩くと、ディアンヌが振り返った。
ディアンヌ｢なんで、ついてくるの？｣
ホーク｢俺達が行く方向に、お前が歩くからだろ！｣
ディアンヌ｢じゃあ、お先にどうぞ。｣
ホーク｢お、おぅ！さて、次はどっちに曲がろうかな？｣
すると、突然地面が抜けた。
ディアンヌ｢きゃっ！｣
ホーク｢うおっ！｣
私は、エリザベスに手を伸ばした。
が、私の手は宙を掴んだ。
A｢っ！(間に合わない！)｣
大きな手が私の顔を横切った。
ディアンヌがエリザベスとホークを助けた。
エリザベス｢ありがとう、ディアンヌ！｣
ホーク｢助かったぜ〜！｣
ディアンヌ｢今は、僕の前で起きたから助けたけど、つ、次は助けないからね！｣
すると、ホークが岩穴を見つけ、はしゃいだ。
ホーク｢うっほ〜！ベリーがたんまりなってるぜ！｣
エリザベス｢ほんと？｣
ホーク｢うまそ〜！｣
ディアンヌは、喉を鳴らして、どこかへ行った。
A｢…何してんの？｣
私は、エリザベスを見下ろして言った。
エリザベス｢ディアンヌにベリーをと。｣
A｢そ。｣
私は、ディアンヌの後を追おうとした。
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作者名：苺の花 | 作成日時：2018年2月18日 23時
