始まりの日 -4月8日 日- �� ページ2
…。
……。
………？
目を覚ますと、妙な空間にいた。
全体が青い、見たことの無いような空間。
目の前の部屋はそれなりに広いようだが、自分のいる場所は比にならないほど狭い。エレベーターか？
いくつか壁に見える窓の外は、何も無いように見える。
???｢ようこそ、私のベルベットルームへ｣
司｢!!?｣
純粋か、それ以上の驚きが、司を襲った。
そこにはさっきまで、確かに誰もいなかった。
しかし
???｢この部屋は、貴方自身の心の有り様…。いやはや、ここは時計塔ですかな？その最上階ですな｣
司｢…なぁ、誰だよ、お前｣
そういった司の前にある格子が、勢いよく蹴られた。
司｢!?｣
???｢どちら様ですか？だろう…!!主には敬語を使え｣
???｢そーだよお客様!!主に向かって失礼なことをしたら、レミリオより先にオリヴィアに殺されちゃうよー？｣
司｢……｣
唖然とした。なんというか、妙な奇妙さに言葉が出なかった。
???｢紹介ご遅れましたな。私はイゴール。このベルベットルームを管理しております。そちらの2人はオリヴィアとレミリオ。2人とも私の従者としてこの部屋におります｣
オリヴィア｢オリヴィアだよー！私の方がお姉ちゃん!!よろしく!!｣
レミリオ｢レミリオだ。オリヴィアの弟だ。よろしく｣
司｢あぁ…、えっと、よろしく｣
しかし、司はすぐに本題を思い出す。
司｢なぁ、イゴール…さん。ここはなんなんですか？｣
レミリオに睨まれたので、何とか敬語に切り替えた。が、
イゴール｢そろそろ夜が空けますね…。その辺りの話は、次にお会いする時に致しましょう｣
司｢え？｣
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作者名：誰かのヒーロー。 | 作成日時：2019年9月17日 0時
