救助訓れ ページ10
｢今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイトとジャンヌ、そしてもう一人の4人体制で見ることになった｣
相澤先生は生徒達に言った。
すると瀬呂君が質問した。
｢ハーイ！なにするんですか!?｣
｢災害水難なんでもござれ。
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相澤先生が諸々の説明したあと、移動のためにバスに乗り込んだ。ジャンヌの席は、通路を挟んで相澤と隣だ。
｢ジャンヌ、話は聞いてるな｣
｢…はい｣
｢先日のマスコミの件。あの時、敵が何かを企んだ可能性がある。事情が特殊なお前はこいつらと一緒にいてくれて構わんが、いざと言う時に誘導だけ頼む｣
｢はい。分かってます｣
｢ならいい。頼んだぞ｣
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｢あれ、オールマイトさんは…？｣
｢ここで待ち合わせるはずだが｣
｢それが…通勤時に制限ギリギリまで活動してしまったみたいで…。仮眠室で休んでます｣
｢不合理の極みだなオイ｣
相澤先生が呟き、
｢仕方ない。始めるか｣
授業が開始された。
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13号が説明し始めた頃、
｢ジャンヌ、お前も一緒にやるんだから、説明は聞けよ｣
｢は、はい｣
ジャンヌは、生徒達と一緒に聞くことにした。
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｢以上！ご清聴ありがとうございました｣
｢ステキー！｣
｢ブラボー!!ブラーボー!!｣
そして、相澤先生が、
｢そんじゃあまずは…｣
何かを言おうとして、やめた。
｢相澤先…｣
｢一かたまりになって動くな!!!｣
｢え？｣
｢13号!!生徒を守れ!!｣
そして、切島君が気付いた。
｢何だアリャ!?また入試ん時みたいな、もう始まってんぞパターン？｣
｢動くな!!!あれは…敵だ!!!!｣
その敵の声が届く。
｢13号に…イレイザーヘッドですか…。先日頂いた教師側のカリキュラムでは、オールマイトがここにいるはずなのですが…｣
｢やはり先日のはクソ共の仕業だったか｣
｢先日って、アレ…ですよね？｣
｢ああ｣
雄英バリアーが壊され、マスコミが敷地内に侵入した事件。あれをそそのかした者が、恐らくこの敵達だ。
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作者名：誰かのヒーロー。 | 作成日時：2019年1月18日 19時
