私の日常。【ジョジョの奇妙な冒険5部】

鋏がじゅうに。 ページ15

パーティ会場に着き、私は入口で偽物の招待状を見せた。

会場にはイタリアの富豪やら議員やら、お偉いさんがたくさんいた。

プロシュートが会場に入るなり、会場にいた女性の視線が彼に集中している事がすぐに分かった。
外面は良いからな、この人。←

私達は会場に入り、解散した。

別々(といっても、2〜3人で固まる)で行動をし、標的を探すのだ。

標的は
イタリアで有名な政治家アル・カルーナ。
その奥さんのアル・メリーアン。
(奥さんに直接関係無いが、見せしめにやれ…というのがボスの考えだろう。)
彼に贈賄したオルセア・ロルベルト。
もう１人贈賄したのがロード。
この4人だ。

おそらく、アル・カルーナはここにはいない。
この建物内にある部屋のどこかにいるだろう。

シャンパングラスを片手に私は人の間をすり抜けていく。

人混みを抜け、部屋の隅にいるとﾄﾝﾄﾝと肩をたたかれた。

振り向くと、ペッシがいた。


『ペッシ！？どうしたの……』

ﾍﾟ｢姉貴……氷の調達はできたんすけど……兄貴が…｣

『……一緒に行動しようか』

ﾍﾟ｢あ、ありがとう姉貴！！｣


……帰ったらプロシュートに怒られるな…。

ペッシは正直めちゃくちゃかわいい。
私はよくプロシュートに｢ペッシを甘やかすな！｣と怒られがちだ。
プロシュートも人のことそうそう言えないと思うけど……。

私はペッシの手を引いて歩いた。


『…ペッシ、標的のロードって人見つけたら教えて』

ﾍﾟ｢分かりやした…！｣


｢頼れる後輩｣にはまだまだ遠いけれども、ペッシならやれる。
そう信じて……。

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