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それから3日。
誰からも何の音沙汰もなく。私はサボっていた学校に行くことにした。
家を出てしばらくすると女の子たちが待ち伏せしてた。
「あんたでしょ？！勝利くんに手、出さないで！！」
と怒鳴り声。勝利のファンか。
違います、なんて通用しない雰囲気。無視…するしかない。
「ちょっと！！聞いてんのっ？！」
腕をつかまれ引っ張られ、強烈なビンタを食らった。
頭に血が上る。耐えなきゃ。今やり返したらまたみんなに迷惑がかかっちゃう。
すかさずカバンでも殴られた。
悔しい。こんなヤツらにやられるだけなんて。
それでも私はただただやられるままになっていた。
「あっれぇ？イジメ？ダメじゃん」
顔を上げると勝利。
「みんな、心配かけちゃってごめんね。でも勘違いなんだよ？この子、幼なじみなだけ。」
いきなりホンモノが現れるとかナシでしょ。
あれだけ殴る蹴るしてた女の子たちはキャーキャー言って舞い上がってる。
「そうだよねッ。勝利くんが私たち、裏切ったりしないよね」
とか。なんだそれ。
私はバカバカしくなり何も言わずにその場から立ち去ることにした。
学校目前で
「普通、置いてくっ？」
勝利が追いついて来た。あの子たちをまくのに相当走ったみたいね。
「あんた、自宅謹慎って聞いたけど？」
「そう…です。」
「じゃぁ、そーゆーことで。」
「待った！ちょっと時間、くれない？」
「意味わかんないわ。私、学校なんだけど？」
「サボってたくせに。」
「わかったよ。でも外はマズいと思うよ？」
「じゃ、俺んち」
どこで誰が見てるかわからないから私たちは別々に違うルートで勝利の家へ向かった。
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作者名：たかふま | 作成日時：2018年2月15日 4時
