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「なに？暗くね？久々に会えたのに。」
風磨は怪訝な顔で私を見る。
「怒ってないの？」
写真撮られてからその事でまだ1度も責められてない。
「終わったことじゃん？しかも相手が勝利なんだし。」
風磨は全く私達を疑っても居ないんだ。
「何。まだ気にしてんの？」
と言いながら抱き寄せられる。風磨の匂い。
そのままキスされて。でも私の中にはわだかまり、罪悪感が邪魔をして上手く風磨を受け入れられなくなってる。
「…やっぱ。何か変じゃない？お前。」
「そんなことない…」
言いかけたら顔を両手で挟まれて真正面から
「じゃぁ、何で俺の顔、ちゃんと見ねえの？」
少し、疑惑と怒りの混じった表情。
言える理由ない。
「久しぶり…だから。緊張すんだよ」
と答えた私に
「ぷっ、らしくねぇ」と笑い出した。
「うるせーな」
本当は違うのに。
「じゃぁ、ゆっくり時間かけてリハビリしてやるよ」
と不敵な笑みを浮かべる。
「俺の目の前で服、全部ぬいで」
「は？ヤダよ。恥ずかしい…」
「いーから。早く」
恥ずかしいのに気持ちが高ぶる。
「ちゃんとこっち。向け。俺の顔みろ。」
1枚、1枚服を脱ぐ私を風磨は楽しむように見てる。
「ずっと俺だってガマンしたんだからAも俺にご褒美くれなきゃ。
その恥ずかしがってる表情、最高にクるね」
一糸まとわぬ姿になると
「おいで。」と背中を向かせうなじからキスを落とす。それだけで私は甘い吐息まじりに声が漏れてしまう。
「もったいないからゆっくりAを味わせてもらうわ」
それからの時間はとても言い表せないくらい濃密で終わる頃には意識が朦朧とするくらいに。
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作者名：たかふま | 作成日時：2018年2月15日 4時
