窒息死（ジェイド） ページ4
Aさん。僕、おかしいんです。
あなたの姿を見るたびに馬乗りになられているところを想像してしまって、あなたの小さな手を見るたびに首を絞められるところを想像してしまって、そういう想像で頭が一杯になってしまうんです。僕はそれだけでたまらなく興奮してしまって、自慰をするようにあなたに殺される妄想をしてしまうんです。
深夜、僕はベッドに横たわって、自分の首にネクタイを巻き付けます。そのまま締め上げるとじわじわと息ができなくなっていって、苦しいはずなのにそれがなんだか気持ちよいとも感じるのです。意識を失う寸前まで絞めてみると更に気持ち良くなって、Aさんの姿までも見えてくるような気がするのです。
あなたが僕に馬乗りになっている。僕の首を絞めている。その情景を想像するだけで僕のそれが熱を持って溢れそうになってしまう。
はやく僕をあなたのものにしてください。いじめてください。終わらせてください。叩いて、殴って、蹴って、たくさん絞めてください。そう、こうやって！
あなたのことを考えながら、思い切り首を締め上げる。
Aさん。Aさん。Aさん。僕が大好きな人のお名前。その言葉を思うだけで気持ちが良くなる。
「っあ、がっ、ぁ、Aっ、さん…♡」
ああ…死にそうです。
あなたの手が僕の首を絞めている。あなたが僕を見下ろして楽しそうに笑んでいる。その笑顔は猛毒で、甘美で、狂気で、宗教で、それが本当の恋愛なのだと僕は思います。恐ろしいことに、僕はあなたのせいであなたが存在しているせいで狂い、そして今自分の首を絞めて死にそうにすらなっています。これは最早病気です。恋という名の精神疾患。致死性の、進行性の、治療不可の、既に手遅れの！純粋なまま僕を殺すあなたを愛しています。僕をおかしくおかしくおかしくさせてしまったこの地獄のような恋にあなたに支配された人生をどうやって生きていけばいいのか分からなくなってしまったのでもういい加減におかしくなりきってしまいたいのです。だからもっときつく絞めてください。もっと、もっときつく、きつくきつくきつく！！！！！！！ あ、あ ああぁ、……
…………………。
「……………あっ、」
気が付いたら、僕は意識を失っていました。ようやく首からネクタイを外したときにはもう頭が朦朧としていて、本当に死んでしまいそうでした。
僕はまだ酸欠でぼんやりとする頭で、あなたのことを、２５時、ひっそりと想いました。
fallen（ジェイド、フロイド）→←睡眠薬にひみつ（ジェイド）
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タカマツ(プロフ) - ステラさん» リクエストありがとうございます！頑張って書かせていただきます！ (4月8日 22時) (
レス) id: 2b6c41affa (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - リクエストでヴィル様のヤンデレで書いて下さい！ (4月8日 17時) (レス) id: 77f430fdd5 (このIDを非表示/違反報告)
タカマツ(プロフ) - クッピーさん» たくさんお褒め頂きありがとうございます！いつも励みになっております！フロイドくん、シルバーくん、ロロくんの３話は元々サイトと支部の方に載せていたもので、それをそのまま持ってきました。それとリクエストありがとうございます！頑張って書かせていただきます！ (4月6日 20時) (レス) id: 40ebf0ac6e (このIDを非表示/違反報告)
クッピー - 最高の作品ありがとうございます。短期間でこんな数の作品を作り、その上作品にドロっとしたヤンデレ感を入れつつ、キャラクターの特徴をここまで再現するのはすごいです。もしも良ければ、リクエストで、クルーウェル先生をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか？ (4月6日 14時) (レス) @page17 id: fd40d0f1db (このIDを非表示/違反報告)
タカマツ(プロフ) - クッピーさん» リクエストいただきありがとうございました！いつも温かいコメントをくださってありがたいです…！頑張ります！ (4月6日 0時) (レス) id: 40ebf0ac6e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タカマツ | 作成日時：2024年2月12日 23時
