LOVE‐29 ページ29
「さぁ、どうぞ入って下さい。」
中へ入るよう促され、ポンッと軽く触れただけの背中が一瞬にして熱を帯びてゆく。
通された室内は広々としていて大きな窓から見えたのは、まるで宝石箱のように煌めく夜景だった。
「うぁ〜凄く綺麗。素敵です！」
思わず子供のようにはしゃいでしまった自分が恥ずかしくて、後ろに立ってるカン先生をそーっと見てしまう。
ドキン……
跳ねた鼓動。
だって、先生の表情…私を見つめる瞳があまりにも穏やかで優しいから…。
その顔、反則です‖‖
「そこへ、座って下さい。夜景を見ながらのワインは美味しいですよ？」
横切った先生から漂う甘い香りに眩暈をおこしそうになる。
私の五感が先生の全てを知りたいと敏感に反応し、与えられた情報によこしまな気持ちがどんどん加速してゆく。
「はい、どうぞ。」
手渡された赤ワインが入ったグラス。
「何に乾杯しましょうか、う〜ん。」
「ぷっ(笑)」
真剣な真顔のカン先生に思わず噴き出してしまうと、
「何を笑いますか？真剣に悩んでたのに。」
怒られちゃった。
「無難に今日も１日お疲れ様でしたでいいんじゃないでしょうか？」
「おぉー！そうですね、そうしましょう！」
あどけない子供のように今度は笑う。
くるくる表情が忙しい人(笑)
「じゃ、今日も１日お疲れ様でした。乾杯！」
「乾杯。おいしっ。」
「それは良かったです。」
だから、その瞳は反則なんです。
カン先生の瞳から逃れるように視線をワインボトルへと移すと…
19○○年○月○日製造
私の生まれた西暦と月日
これって偶然なの？
カン先生から漂ってくる甘い香りとワインの芳醇な香りが入り交じって私の嗅覚を刺激してくる。
嗅覚は大脳を刺激し、全身を火照らせてゆく。
私……
クチュ…
………濡れてる
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Blue sky(プロフ) - ゆきこさん» ゆきこ様。メッセありがとうございます(^^)正直、行き詰まってます。年内には更新したいと思っています。もう１作品の方がまだ更新出来そうなので良ければ見て下さい(^^)メッセ嬉しかったです！ありがとうございました(^^) (2019年11月26日 16時) (
レス) id: dc2943c765 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきこ(プロフ) - 読んでいてとっても楽しかったです！！続きがすごく気になります！また書いて下さいね！応援しています！ (2019年11月24日 10時) (レス) id: 85a8c05e44 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - いえいえ、お気になさらず。待つのも楽しみの１つですから… わくわくしながら読ませていただきますね！ ちゃんとお返事いただけましたし、更新していただけましたし、大満足ですよ(*^^*) 頑張って下さいね〜 (2019年8月31日 21時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
Blue Sky(プロフ) - かおるんさん» かおるんさんコメントありがとうございます(*^^*)こちらを開く機会が減ってしまい、コメントに気が付くのに時間がかかりました。本当に申し訳ありません(>_<)完結に向けて頑張ります。のろま更新ですが宜しくお願いしますm(_ _)m (2019年8月31日 0時) (レス) id: dc2943c765 (このIDを非表示/違反報告)
かおるん(プロフ) - 待ってましたー ( ≧∀≦) いろいろあって心配は尽きないですが… 日々５人への思いを募らせてる私… 更新していただき、とても嬉しいです。これからも楽しみに待っていますので、執筆よろしくお願いします。 (2019年6月30日 17時) (レス) id: 318f1c501f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Blue Sky | 作成日時：2016年8月6日 19時
