王様ゲーム 恐怖 second

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流「ここにおるで。」


低音の関西弁が聞こえたと思ったら、花の向こうから流星が歩いてきた。


圭「皆…ごめんね？」


それと、おまけに圭人も連れて。


涼「俺最初に死んじゃったからさー、暇だったよ？出番無いし。」


大「メタ発言は止めておこうか。出番とか言うなよ。」



？「あの…皆さん…」


流星の後ろに立つのは、美人な女の人。


俺は、その女の人に見覚えがあった。


俺だけじゃない、皆も。


大「藤井…琉帆、さん…」


琉「はい！覚えていて頂けてましたか！」


てっきり俺らのことを憎んでいると思っていたのに、その考えとは裏腹に琉帆さんはニコッとした素敵な笑顔を見せてくれた。



慧「あの時は、ほんっとにごめんなさい！！」


「「ごめんなさいっ！」」


バッ、といち早く頭を下げた伊野ちゃんに続け、俺らも頭を下げる。


琉「えぇ！？もう全く気にしてませんよー？確かに当時は憎んでたけど、今はもう普通にファンですよー！」



「「えっ？」」


予想とは遥かに違った琉帆さんの言葉に、俺ら(流星も含め)は言葉を失った。


琉「なのに勝手に流星が殺しちゃうんだもん。まったく…」


はぁ、と呆れたように首を振る琉帆さん。


大「許して…くれるんですか？」


琉「もちろん！てか、何で許さない理由があるんですか？私はれっきとしたHey!Say!JUMPのファンですよ！」


そう言って胸を張って笑った彼女は、前に話し掛けてくれたときと同じ笑顔をしていた。


圭「まってよ。まだ、蛍姉さんがいる。姉さんにも謝ってよ。」



大「…っ、うん…」

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