王様ゲーム 恐怖 second

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side kt


あぁもう、どこいったの！！



なんでこうも俺らの手を煩わせるわけ！？狙ってるの！？



あぁもう、ほんっとにイライラする！！


流「ﾁｯ…はよ探すで。あぁもうなんなん！」


隣にいる流星も苛立っている様子でｸﾞｼｬｸﾞｼｬと髪をかきむしっている。


圭「大ちゃん？もう逃げらんないよ？おとなしく降参すれば？」


辺りは暗闇だが、暗さに慣れた目にはどうってことない。



あれ、ここ…“かつての仲間の”光くんが飛び込んだ海だ。



あ、はは…馬鹿みたい。裏切り者がいるとも知らずに、俺らも守るために海に飛び込んじゃって。



あれ？頬を伝う、この雫は…何？



俺…泣いてるの？


なんで？なんで？


俺は人の情を捨てて皆を裏切るって決めたんじゃなかったの？



じゃあ俺は…なんで…何のために、誰のために泣いているの？



俺の心にはまだ迷いがあるって言うの？



流「圭人、どうしたん？はよ探さな…逃げられてまう。」


俺は…大ちゃんか、流星か。



どっちにつくべきなの？


仲間を裏切りたくない。
それなら流星。


自分の心に素直になる。
＿＿それなら、大ちゃん。




俺は…どっちを選ぶべきなの？

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