與 さ ん と 彼 女 。

▽ 與さんにハット ページ8

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Shinjiro side









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『うわぁ 、かっこいい...』







Aがスマホを見ながら 、ニヤニヤしとる 。








...與 、近づいてみようと思います 。









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與「なになに 、A 俺見とんの？」







『そー 、よく分かったね』






與「え 、ほんまに !?」









いつもやったら 、何言ってんの？ ってキツく言ってくるくせに まさかの正解 。





しかも冗談で言ったんに 、ほんまに俺やったから驚いたわ









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與「それ 、NEWのMVやん !!」








Aが見とったのは 、NEWのMV 。








『そうだよ？なんかあった？』







與「なんもない」







『なんもないんかいっ』









かわいいツッコミやね って言いたいんやけど 、言ったらなにされるか分からんから言わん 。









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與「その俺 、どこがかっこいいん？」






『ハット被ってるとこかな』









與「本物ここにおるで？」





『本物はいい 。』







両手を広げて Aが飛び込んで来てくれるのを待っとっても 、来てくれる気配なし 。









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與「じゃあ 、俺がずっとハット被ってたら かっこいい って言ってくれるん？」







『言わないかな 。』






與「え」








Aの前ではずっとハット被る覚悟は出来とったんに 、




その必要はなかったみたいやわ 。









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與「でも 、Aはハット被ってるの かっこいいって思うんやろ？」






『思う 。かっこよさ増す 。』









直也くんとか秀太 、よくハット被っとるなぁ...









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『真ちゃん？どうしたの？』





與「なんでもないで」








ちょっとヘコんだ俺に気づいたのか 、顔を覗き込んできたA








『そっか... 、でもね？』









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『ハット被ってても 、被ってなくても 、私が1番好きなのは真ちゃんだから 。』









そんなこと言うんなら 、俺 なんも気にしなくなってしまうやん 。









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( さよならの前に の末吉さん 、かっこよかったなぁ 。)
( え 、A 、秀太推しとかにならへんよな !? )
( どうだろうねぇ？ )
( 絶対なったらあかんからな !? )
(( 真ちゃん 、必死だなぁ... ))









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