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ep11 ページ11
いつものようにﾋﾟﾋﾟﾋﾟとなる
無機質な機械音は
俺の気持ちを察さずに
時間ぴったりに鳴り出す
俺はずっと天井へ向けていた視線を
アラームのなる自分の携帯へと変えた
いつも俺の家に来ない時たかきは
前日に言うか連絡をしてくる
なのに
一晩開けても相変わらずその連絡は来ていなかった
後悔しかない
ただただ後悔しかない
全く眠りに付けなかった眼を擦り
ふらふらと立ちあがる
そのまま台所へと向かい
日課としてポッドに水を入れ沸かす
そのひとつひとつの小さな動作でも
いつも以上に疲れ感じてしまう
するとポッドのお湯がボコボコと
沸騰の音を出してきた時
ちょうど俺の携帯もバイブで震える
とっさにそちらへ目を向け
今日一の素早さで携帯を開いた
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作者名：白蓮 | 作成日時：2019年11月11日 0時
