こいつ、私の上司です。

第13話 ページ13

「増田さん！ちょっと来て見てくれない？」

同僚の方に呼ばれてそっちに向かう増田さん。



(実は私。増田さんに自分用のデスクも渡されておらず、

いっつも後ろに突っ立って命令を待ってる始末で。)


増田さんのパソコンはつけっぱなし。

み、見たい…。

見たすぎる…!!!

だってパートナーなのにデザイン見たことないっておかしいし。

ちらっと増田さんを見ると、

何やら真剣に話してる。

まだ…帰ってこないよね。

うん。



結局好奇心が勝ってしまった。

パソコンの画面に映し出されていたのは。


「…____っ!!」









.









.






目も疑うほどの斬新なデザイン。

きっとたぶん今世紀まだ誰も発想したことないデザイン。

個性的なんて言葉じゃ足りないくらい。

もし普通の人なら受け入れられないかもしれない。

けど

けど_____

なぜか私には_____

「しっくり……くる。」


ふいに、後ろに気配。

増「おい。」

「?! あ_____す、すいま…」

増「はやくどけろ。これからは勝手に人の画面見んな。」

増田さんは不機嫌そうに言った。

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