夏の日19 ページ23
成亮side
夏なんて、あっという間に終わってしまう。
あれだけ暑かったのもあっという間に過ぎ去って。
普段は大嫌いな暑さをも少し恋しく思う、秋の初め。
「成亮〜、今日かずくんは〜？」
なんて、俺の彼女は笑う。
その表情の一つ一つが可愛くて愛おしい。
加「今日は、二人だよ？
嫌だった？」
少し、顔を赤くして
「だって…今日一か月記念日だし…」
あ、一か月…
そんなに経ったんだ…
「あ、忘れてたでしょ!!
成亮のことだからそうだとは思ってたけどさー!」
おんなのこはやっぱりそういう事を気にしてるみたい。
男は…ていうか俺は全然気にしねぇからなー。
加「ごめん、」
「いいの〜
あなたの隣にいるだけで、私は幸せだから!!」
照れたように笑う顔を隠すように
風でAの髪の毛が揺れる。
prrrrrrprrrrrr
綺麗、そんな感情をかき消すように着信が入った。
携帯が鳴ったのはAじゃなくて、俺。
どうせ、和にぃだろうと思って出た電話。
？「シゲくん、久しぶりだね
出てくれるとは思わなかった!!」
電話から聞こえてきたのはいつか
＿＿私、シゲくんのこと好き、だよ？
そんなことを言ってきたあの声。
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りりあ - とっても良くてキュンキュンしました！私もあなたと同じ受験生です！お互い頑張りましょう！受験頑張ってください！ (2018年10月20日 21時) (
レス) id: b61531f369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻増ちか | 作成日時：2016年7月25日 19時
