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夏の日8 ページ11
成亮side
加「知ってたよ。」
Aが和にぃを好きなことなんて知ってた。
でも、それを受け入れることが出来ないのはやっぱりどこかで
希望を捨て切れてなかったからだろうか。
「和くんのとこ、行ってくる…」
そう言ってAは俺を置いてどこかへ行った。
気付いたら校舎の窓から見える空はオレンジ色に染まっていた。
加「分かってただろ。」
分かってた。ずっと、分かってた。
でも、本人の口から聞いちゃったらやっぱりショックで。
加「はぁ…」
そんな時、和にぃの声がした。
二「成亮、帰るよ。」
和にぃの後ろには俺から隠れるようにして
控えめに、Aが立っていた。
加「…うん。」
それから、狭い町だからすぐに駅に着いた。
「じゃあ、またね。」
二「うん、Aまた今度。
あ、ちゃんと連絡するから。」
連絡って…？
俺には、ひとつも教えてくれないのに…？
あ、そっか。
Aは和にぃが好きだから。
加「じゃあ、ね。」
ちょうど俺が行った後に電車の扉が閉まった。
俺は、和にぃには勝てなかった。
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りりあ - とっても良くてキュンキュンしました！私もあなたと同じ受験生です！お互い頑張りましょう！受験頑張ってください！ (2018年10月20日 21時) (
レス) id: b61531f369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻増ちか | 作成日時：2016年7月25日 19時
