34．＿XXXIV ページ34
．
『っぇ、』
後ろから今にも倒れそうな私を
手で目を伏せ支える知ってる甘い匂いと甘い声。
「よく頑張ったね、」
この場に似つかわしくない優しい声で言うのは紛れもない蘭さんで。
お互い有り得ないくらい血だらけで、
なのにすごく安心する。
「はっ、死んでなかったんだな！！」
そう言う社長を、慣れてる手つきで頭を撃った。
…あれ、拷問で吐かせたりしなくてよかったの？？
『っえ、撃っちゃって良かったんですか…？』
「もうそれどころじゃないしね、車止めてあるから行くよ。」
怪我も酷いね、ごめんねって悲しそうな顔で
そう言ってわたしを横抱きにする蘭さん。
『っいや、蘭さんも怪我してるからだいじょ、＿』
「…全部返り血、Aちゃんのおかげ。」
そう私の頬に手を当て、優しい目で見る。
いつもの甘い声なのに、どこか真剣な声で
血が止まらないから急いでいくよ。と走って私を抱えながら外に出た蘭さん。
…重くないかな。
蘭さん細いしなぁ…
なんて思ってたけど、横抱きにされてわかる蘭さんの硬い腹筋。
…むりこれで死にそう。
なんて怪我してるのに変な事考えるわたし。
そんなこと思ってると着いていて、車には三途さんと、鶴ちゃんが。
「は！？…っまた怪我したんかよ！」
『いやぁ…正当防衛というか…』
そういや怪我するなとは言われてたなぁ…と苦笑いする
これはまたお叱りくらいそうだ。
「ッA、大丈夫じゃないよな。すぐアジトに医者呼ぶ…っ」
鶴ちゃんは電話しながら車に乗り込んだ。
私は抱えられたまま車に乗り、血だらけの蘭さんにもたれかかった
でも痛みがまた急激に来たため、視界がぼやけた。
『…っ』
「…今は寝てな。お疲れ様、Aちゃん」
痛みで眉をひそめてるとそう言われ、
ぼやけた視界の中見えたのは、とても優しい目をした蘭さんだった。
．
＿
春千夜くんのお話か、灰谷兄弟のお話どっちあげようか迷ってる…
優柔不断すぎる！！！決まらない！！
コメントとかでどっちがいいとか来るかな。
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ほたる(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます🤍´-ハッピーエンドが1番ホカホカしますよね！！ (2021年10月27日 18時) (
レス) id: 425243bbe0 (このIDを非表示/違反報告)
rinakkumav3v(プロフ) - ハッピーエンドがいいです！！いつも楽しく読んでいます🥰❤ (2021年10月27日 9時) (レス) @page28 id: a897bae4b4 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - わ、わ、嬉しすぎます…！(泣)応援ありがとうございます頑張ります🤝⋆͛ (2021年10月26日 16時) (レス) id: 425243bbe0 (このIDを非表示/違反報告)
シーチキン(プロフ) - あの、、あの、、最高です！！！😭更新応援しております！ (2021年10月26日 13時) (レス) id: 05900c9320 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 頑張って下さい。。。。。。。 (2021年10月22日 17時) (レス) @page18 id: afa1133b59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2021年10月19日 2時
