第十七話 ページ17
〜兄さん side〜
可愛らしい背中に付いて行く
まだ五歳だというのに
何とも言えない貫禄があるというか
少し前まで、我が儘なお嬢さんだったのに
あの、�牾�段から落ちた日�瓩�ら
急に大人になったというか…
ぼーっとそんなことを考えてしまう
主「…兄さん？大丈夫かしら？」
ﾆｲ「ハッ……あ、あぁ、申し訳ありません」
しまった
俺としたことが話を聞いていなかった
どうやら、あれから話しかけられていたらしい
主「…あなたも疲れているものね、ごめんなさい。お母様のところには私一人で行きますわ」
だから、少し休みなさい
そう言って俺の顔を覗き込むように見る
ﾆｲ「すみません。大丈夫です…少し、考え事をしていただけですので…お供させてください」
軽く頭を下げる
まだ五歳のお嬢様に気を遣われてしまった…
クラスタ家に仕える執事として情けない
俺は、彼女が生まれた日
絶対守ると誓ったのだ
生まれてすぐ、俺は旦那様と共に彼女を見に行った
丈夫そうで、白を基調としたベビーベッドに寝かされた
ぷくぷくとした丸く白い肌に
宝石のような赤い瞳
柔らかそうな金色の髪
俺は目を奪われた
どれもこれも�猗�しい�瓩�
そんな子が
俺に手を伸ばした
奥様にどうしたらいいか聞くと
『指を差し出してみなさい』
と、優しい声で言われた
俺は言われた通りに指を出すと
思った以上に強い力で指を握られた
驚いた
俺の指を握り、嬉しそうに笑うのだ
あぁ…こんなに�牋Δ�しい�瓩隼廚辰燭里�
あの時が初めてだった
そして同時に
�牴兇�絶対に守る�瓩箸盪廚辰�
主「…そう？ならいいけれど…兄さんが居ると心強いもの」
ふわりと美しく微笑む彼女
その笑顔をいつまでも
ﾆｲ「有り難きお言葉にございます」
主「……兄さん、前はもう少し砕けて話してくれていたわ」
ハッとして、頭を慌ててあげる
すると目の前には先程まで可愛らしい笑顔を向けていたのに
拗ねたように頬を膨らませる彼女が
ﾆｲ「…お嬢様、お言葉ですが…もうお嬢様は五歳になられます…五歳はもう立派なレディ。パーティや公共の場での挨拶等、様々な行事に参加しなければいけません。…お嬢様はもう、ただの�爛螢螢広瓩�嬢様ではないのです。」
だから
そんな寂しそうな顔せんとって…
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レレ - osさんとの会話が好きです。htさんが出てくるの待ってます(願望)更新頑張ってください！！ (2023年2月26日 17時) (
レス) @page28 id: 0d9ed1badc (このIDを非表示/違反報告)
脅威のセラフ - あの！ちょっと日本語がおかしいところがありましたよ！【二十五話】の「お言葉ながら」は「お言葉ですが」の方が正しいです。細かくてほんとにすみません(-人-;)でも、神作品だからこそ指摘さして頂きました！今後とも頑張ってください！ (2021年2月22日 2時) (レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
すいれん - ツク漁ってたらこんな神作品に出会えるとは！応援しています！ (2020年7月2日 21時) (レス) id: 94909bedb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ぐるっぺんくん5歳可愛いなぁー！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年10月29日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぎん☆ - ぐるっぺんくんだぁー(((可愛い!!尊い!!!!ありがとうございます!!(?) (2019年10月9日 1時) (レス) id: 0f2863d128 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：吟 | 作成日時：2019年8月23日 15時
