54話 ページ4
「コラ！
「
「ねぇちゃん、ねぇちゃん！おれ、フリーや。にいちゃんたちよりピチピチや。カノジョにしたってもええで。」
「治君！聞いた？生まれてはじめてナンパされた！！」
「何喜んでんねん」
あはは！
「「あの！すんませんでした！」」
双子のなせる技か。息ぴったりのタイミングで侑と治が頭を下げた。
「まさか、本当にまだ交際を続けていたなんて・・・」
「やめてよ！2人の前でやめて！」
圭子を止めようとしたAと奏を背にかばうような位置に双子が立った。
「今の、どういう意味ですか」
「聞いてませんか。貴方達と大阪に行った日、父親が怒って、この子が大切にしていた、バレー雑誌を全部捨ててしまい、
親に交際を反対されているとは聞いた。
けれど、具体的にその内容を言うことをAは
「夫も娘を叩くなんて初めてで
「わかってくれた・・・。って、なんですか」
「貴方と別れたんだと思ったんです。」
けんのある圭子の声に息が止まるかと思った。
母親だからって、どうして、そんな勝手なことが言えるの。
そんな話を聞いて、治はどう思うかと思うと、頭の中が
もう、
別れようなんて言われたら、どうしよう。
いや！それだけは、いや！！
「私、ちゃんと謝ったの！治君のことも隠さずに話したの！でも、治君と私じゃ釣り合わないとか。辛い思いするとか勝手なことばっかり！！もう、やだ！親だからって！ひどい！ひどい！！！」
「ねぇちゃん、だいじょうぶや。なかんといて！」
「A、今日はオカンと帰り」
どくっと絶望の音が鳴った。
「大丈夫や。俺らは別れへん。」
「え・・・」
よしよし治が頭を
「いざって時はうちに来たらええ。オカンも大
「おれんとこもあるで！」
負けん気が強い奏の愛くるしさに思わず笑ってしまった。
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飛燕(プロフ) - 更新が遅くなってすみませんでした (2019年5月30日 6時) (
レス) id: 0f92dbd5b0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか - 勉学頑張って下さいね、次の更新も楽しみに待ってます！ (2019年1月6日 20時) (レス) id: b3131cf386 (このIDを非表示/違反報告)
メグミ - はい！更新頑張ってください！！！ (2018年10月8日 18時) (レス) id: 98b5dd73cd (このIDを非表示/違反報告)
飛燕(プロフ) - 更新が遅れまして申し訳ありません。試験が続き、ばたついていましたが、引き続きよろしくお願いします！ (2018年10月6日 20時) (レス) id: 0f92dbd5b0 (このIDを非表示/違反報告)
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