-7-『これでも焦ってる』 ページ8
テスタメントは動くための原動力の１つとも言える脳(ﾌﾞﾚｲﾝ)を失ったため、倒れた
クルスは、その様子をじっと見ていた
(あれは…テステメントの脳！？姉さんでも傷１つつけられなかったテスタメントを能力(ﾌﾗｸﾞﾒﾝﾄ)も使わずに…こっ…この人……
この人は一体…何者なんだ！？)
(何者もなにも、ただの神父なんだけどなぁ…)
そんなことを思ったシスターだった
「しっ…神父様」
と駆け寄るクルス
「すっ…すごい！ありがとうございました…えと…あなたは一体…
あ、そうだ。僕は…」
「……」
(そんなことはどうでもいいからさぁ。神父を助けようよ…
って)
「あ」
「！」
グラ…、と神父の体がバランスを崩す
「ちょっ…大丈夫ですか」
「キミには大丈夫に見えるの？大丈夫に見えたら逆にびっくりなんだけど。…ってか、助けて損したね。キミ、ニードレスじゃ無いんでしょ？」
「シスターさん…！貴女は神父様の仲間ですよね！？なんでそんなに冷静何ですか！？」
すると、遅れて神父の腹から赤いモノがブシャッ、と…
「あ」「ひっ」
「これでも焦ってる」
「どこがっ！」
「近くにテスタメントが2機いる。で、今近づいてる。」
「え」
「ボク、そいつら片付けてくるから、S33地区の教会までその神父つれてけ。後でボクも合流するから」
「無理ですよ…かなうわけないじゃ無いですか」
「あ？」
「テスタメント1機で、神父様もこんななのに、2機を1人で相手するなんて無理だっ！」
「今のその神父とボクを一緒にするな。いいから言うこと聞け」
「…はい」
そうして、クルスは教会に向かい始めた
「さぁてと…＿＿＿
＿＿＿＿＿…いっちょ暴れますか」
シスター、いや
「A」
はテスタメントと戦闘を始めていた
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作者名：軍時 | 作成日時：2015年3月25日 22時
